グループリーグB組でのっけからイベリア半島の両雄スペイン、ポルトガルが大激突! 15日(金)深夜2:45からNHK総合にて放送される。
リーガ・エスパニョーラの解説でスペインを熟知する安永聡太郎とペナルティ・ヒデが、圧倒的な強さを誇るスペインと、隣国にしてユーロ優勝国のポルトガルという今大会を彩るスター軍団たちのメンツがかかったビッグマッチを語り尽くす。
――スペイン代表が強い。ことし3月の国際Aマッチで18戦連続無敗(13勝5分)を達成しました。
ヒデ(以下H) ヨーロッパ予選は面白かったですね。ショーを見ている感覚というか、優勝した2010年大会のイメージがもう一度、出てきている感じがするんですけど。
安永(以下Y) 共にグループリーグを1位で突破すれば、ドイツ代表とは準決勝、ブラジル代表とは決勝まで当たらないので、そこまでは順当に勝ち上がるでしょうね。
H 優勝するチームには、ラッキーボーイと呼ばれる選手が出てくるじゃないですか。初めてのワールドカップとなるマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)に期待していますが、プレーがまだ荒いですかね。
Y 1トップとして、ロドリゴ・モレノ(バレンシア)がフィットすれば、と思っているんですよ。最近の試合を見ていても、前線で非常にうまくボールを収めているので。
H 面白い選手になりましたよね。
Y バイタルエリアで仕事ができるし、相手の最終ラインの裏へも飛び出せる。世界レベルで見ればフィニッシャーとしてBダッシュくらいですけど、ジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリード)よりは、スペインのスタイルにマッチしますよね。
H 確かにジエゴ・コスタはビジュアル的にも、ちょっとガツガツといって、ショートカウンターからドーンと決めるような感じですよね。
Y 彼らはラフな戦いの方が向いているんですけど、じゃあスペインに対してボールを保持できるチームがいくつあるか。ブラジル相手でも6割はスペインが持ちますからね。ただ、優勝するためにはイスコ(レアル・マドリード)の大会にならないとダメだと、僕は思っている。
H アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)から、時代を引き継がなければいけない、というわけですね。
Y その意味でちょっと物足りなかったのは、今シーズンのレアルでC・ロナウド(レアル・マドリード)が精彩を欠いていた時期に、イスコが主役になれなかったこと。ジダン監督の起用法もあったんでしょうけど。
H いやぁ、安永さんとの対談、面白いな。予定の1時間じゃ収まらないかもしれないですね(笑)。
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