連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合ほか)、「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系)への出演で注目を集める中村倫也。現在31歳。彼がこれまで演じてきた「闇金ウシジマくん Season3」(TBS系)でのサイコパスな詐欺師役や、「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)でのモラハラ夫などは、視聴者に強烈なインパクトを残してきた。
それは現在公開中の映画「孤狼の血」で演じた血気盛んなチンピラ役もしかりで、演じる役ごとにガラリと印象を変える彼は、まさにカメレオン俳優と呼ぶにふさわしい存在。そんな今、大注目の俳優・中村倫也の素顔に迫る。
――演じる役によってまるで別人で、役によっては中村さんが演じていると気づかない人もいるようですが。
どんな役でもそれぞれが違う役なので、違って見えるのは当たり前のことだと思うんですけどね。でも、そう言っていただけるのはうれしいですし、役者としては本望ですね。
――朝ドラへの出演は「風のハルカ」(2005年)以来となりますね。
「風のハルカ」でディレクターをしていた勝田夏子さんが「半分、青い。」の制作統括を務められていて、成長した姿を見せたいという思いもあって出演を決めました。「風のハルカ」で共演していた渡辺いっけいさんと、今「崖っぷちホテル!」でご一緒させていただいているんですが、いっけいさんと話していても当時の自分は未熟だったなと。今思えば全然できてないこともできていると思っていたし、いわば根拠のない自信ですよね。ある意味、あのころは幸せだったなと思います(笑)。
――中村さんが「半分、青い。」で演じられていた浅井正人は、女泣かせな“ゆるふわイケメン”という設定です。正人に対する印象を教えてください。
正人は雲みたいな人だなと思っています。正人のつかみどころがなく、マイペースなところは、視聴者の興味を引きつける要素になると思うので、そこは大事にしています。僕自身も仕事モードじゃないときはしゃべるテンポが遅いので、そこは似ているかもしれないですね。
――さまざまなインタビューで“正人ロス”が起きてほしいと話されていますね(笑)。
そうなんです。実際に起きていなくても“正人ロス”が起きていると書いておいてくださいね、と毎回インタビューアーさんにお願いしてます(笑)。
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