白濱亜嵐、撮影前夜に台本2ページの長ゼリフ追加!「やれるだけやってみようと心に決めました」

2018/06/16 09:45 配信

映画

「役者をやっているっていう感覚がすごくあった」


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――“戦争”がテーマの一つである本作。作品の背景についても調べたのだろうか? 

僕はもともと軍事オタクで、防衛大学に行くのが夢だったんです。監督と初めてお会いしたときに、僕、自衛官になりたかったんですって言ったんですけど、えっ、そうなの!?って(笑)。

この仕事をしていなかったら自衛官になっていたと思うくらい自衛官に憧れていたので、これまで戦争というものに関しては勉強していましたが、実際に僕は自衛官になっていないので想像するしかない。(共演した)奥田瑛二さんは親身にお芝居を一緒に考えてくださいましたし、アドバイスをいただきました。

――高知で行われた撮影。印象的なエピソードは?

撮影時期が真冬で、撮影場所が海岸沿いだったので、寒さとの戦いが大変でした。口が動かなくなってくるし、顔も寒さで固まってくるので、本番直前までダウンコートを着ていました(笑)。あと、監督のお母さんの安藤和津さんが現場にいらっしゃっていたので、毎晩夜ご飯の時は、安藤監督、監督の娘さん、和津さん、奥田瑛二さん(安藤監督の父)とずっと一緒でした。安藤家の食事に僕が混ざっている感じで、完全に安藤ファミリーになってました(笑)。

――印象に残っている台詞、シーンは?

奥田瑛二さんがしゃべったセリフを、僕がなぞって歩きながらずっとぼそぼそ言っているシーンは、とても思い入れがあります。

実はあそこから結末までの丸々2ページの台詞や設定は、撮影前日にすべて書き換えられて変更されたんです。もともとは僕がマイクを持って、渋谷の若者たちに叫びながら、今の思いをぶちまけるシーンだったんですけど、撮影の関係で撮れないことになったので、撮影の前夜11時に監督からとんでもない長文が送られてきた。すごく驚いたけれど、やれるだけやってみようと心を決めてやらせていただきました。

あの長台詞は、心にグサグサ来るものがありましたね。(奥田さんがしゃべったセリフを)一語一句変えずに同じ言い方をして、自分に言い聞かせるように2ページ分の台詞をしゃべるというのは、緊張感も含めてすごい経験になったし、とても勉強になりました。これまで出演した作品もとても素晴らしいですが、今回は、役者をやっているっていう感覚がすごくありましたね。