ディーン・フジオカ「見ないと損ですよ」『モンテ・クリスト伯』最終回は“絶望の向こう側”?

2018/06/13 21:55 配信

ドラマ

【写真を見る】何をしてるの!?真海の復讐はラストスパートへ…(C)フジテレビ


日本語は“一番最後の言葉を取らない方が勝ち”


また、役作りについて「モンテ・クリストというキャラクターは、実際に演じる前は、早口で一気に話していって、最後の一言、二言だけすごくゆっくり言葉を置く…というようなイメージだったんです。英語などで他のリメーク作品を見ているからかもしれないですけど」としたうえで、

「でも、日本語は“一番最後の言葉を取らない方が勝ち”というように思えて。他の言語だと往々にして、一気に話をして相手が返してこなかったら“最後の一言を取った方が勝ち”みたいなところがあるじゃないですか。でも日本語って全く逆で、相手を詰めるよりも、相手に言わせておいて一歩下がって“すかす”みたいな…。それが日本語での社会の駆け引きの仕方だなと、この何年かで思っていたんですよ」と、自身のグローバルな経験から考察していた様子。

さらにディーンは「相手が反論できないくらい追い詰めて、最後の言葉を取ってしまうと“余裕がない人”と捉えられるというか…。一言で必殺! というようなことが日本語の美学かなと思ったので、真海のせりふ、立ち振る舞いはそういうところを意識して演じました。ゆっくりと」と、真摯に役と向き合ってきたようだ。

復讐の先にあるものとは…(C)フジテレビ


最終回の見どころについて、「見ないと損ですよ、絶望の向こう側を(笑)。絶望の後には、希望しかないんじゃないかって思いたいですね。でも、どうなるんでしょう」と思わせぶり。

「ドラマは一つの絵画のようなものですよね。最後の絵がどういう絵になるのか。第一話から通して見ていただいた方は重みも違ってくると思うし、導き出す答えというのも変わってくると思うので。ぜひ最初から、“一番最後の絵”にたどり着くまで堪能していただきたいですね」と、“ディーン節”をさく裂させてアピールした。