――本作のタイトルが「ブレイカーズ」ですが、タイトルにちなんで今ぶち壊したいことや物はありますか?
僕はゲームや漫画・アニメが大好きなんですけど、“ゲームや漫画・アニメ好き=オタク”という世間からの偏見をぶち壊したいですね。例えば、事件が起きてその犯人がアニメ好きだと、周りの人が「この人はオタクでした」みたいなことをよく言うじゃないですか。「なぜそこに結び付けるんだろう?」と僕は思っていて。逆に、事件の犯人が宮沢賢治とか文学に精通している人だったら、そんなに言われ方をしないじゃないですか(苦笑)。オタクって、すごく取り上げられやすい意味合いを持ち過ぎているんです。ゲームや漫画・アニメに興味がないならないでいいですけど、否定はしてほしくないですね。
――子役時代から活躍されていますが、演じることに対して今と昔では意識していることが変わってきていますか?
昔は特に何も意識していませんでした。ただテレビに出て、ただカメラの前に立ってせりふを言う作業というか。「小さいのに、よくできるね」みたいなことで言われていた時代だったと思います。子役でももっとすごい方はいますけど、大人とは求められていることが違うというか…。せりふが物おじせずに言えるのが大前提というか、それがゴールだったのが子役時代でしたね。
中学生くらいから子役から大人の俳優になっていって。今はしっかり自分の感情を伝えて、演技をして、それで何かしら見ている人の心を動かさなきゃいけないということが自分たちに求められていることなので、それを意識しています。
――そのために普段、心掛けていることはありますか?
今の年齢相応の求められているレベルのお芝居、できればそれ以上のお芝居ができるように心掛けています。映像で他の人の演技を見て学ぶというよりは、演技をしていく中で刺激されて、吸収して、言葉とか立ち振る舞いとか自分のものにしていこうと頑張っています。もっともっと、レベルアップしないといけないと常々思っていますので。いっぱい欲張って、いっぱい失敗して、その失敗を成功につなげて成長したいなと思います。
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