訳あって日本に逃げてきた少女・リリィ(夏宇童・シャー・ユートン)と新米刑事・公史(平方元基)の運命の恋を描くドラマ「東京リトル・ラブ」が、毎週月曜から木曜にフジ系で放送されている。そこで今回、同ドラマでリリィの友人の台湾人・フェイを演じている大塚シノブにインタビューを行った。
――中国・北京に留学し、現地でモデルや女優としても活躍していた大塚さんですが、台湾人役を演じてみてどうでしたか?
「台湾の人が話す北京語の発音や言い回しは、中国大陸の人が話す北京語と異なるところがあり、わたしの中国語は北京で学んだものなので、やはり台湾の人の言い方に近づけるのは難しいものがありました。だから、フェイは以前中国大陸で暮らしていた台湾人という設定にしてもらっています。今回、中国から日本に戻って2年もたっていましたし、(周りに)中国人スタッフもいなくてせりふも連続ドラマのペースで覚えないといけなかったので、発音は自信がありませんでした。でも、ユートンの台湾の友達がドラマを見て、わたしを中国大陸の人だと思ったようで、ユートンから『日本人と言ったらびっくりしてたよ!』と聞いて、ちょっと安心しました」。
――リリィ役のユートンさんとはどんなことを話しますか?
「わたしがユートンと話すときは常に中国語なんですが、最初に会った時から親近感を感じると言ってくれました。やはり中国語で話すからでしょうか。最近では、『台湾においでよ!』とか『どこどこへ行こう』などという会話をしています。ユートンはよくしゃべります。特に白熱すると子どもみたいで面白いです(笑)」。
――中国での生活について教えてください。
「中国の大学で演技について学びました。その時、まだあまり中国語が話せなかったのですが、中国で一番売れている『端麗』という雑誌の表紙に抜てきしていただいたことをきっかけに、いろいろな雑誌や香港の化粧品のイメージキャラクター、映画、ドラマと仕事の幅が広がっていきました。思い返してみれば、3年ほど一緒に住んでいた親友も中国人だったりと中国人に囲まれた生活だったので、仕事場の中国人スタッフにはよく『性格も中国人のようだ』と言われました。わたしにとって中国は第2の故郷です」
――最後にこれからのドラマの見どころを教えてください。
「台湾から逃げてきたリリィと、(元恋人の)美咲(肘井美佳)を忘れることができない公史は簡単にはうまくいかないと思いますが、今までゆっくりでなかなか進まなかったところが、急展開していきます。その先はわたしも分からないのですが…、うまくいくことを望んでいます!」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)