岩田剛典　20代最後の1年を語る「お芝居との向き合い方が変わってきた」

「“学生服を着る役”はクリアできました(笑)」

現在29歳の岩田に、20代のうちにやっておきたいことを聞いてみた。

「ちょっと前まで学生服を着る役はもうこないだろうなと思っていたけど、ことしの秋に公開される映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の撮影で着たので、そこはクリアできました（笑）。ここ半年、1年くらいでお芝居との向き合い方が変わってきて、芝居がより楽しくなってきたんです。今は肩の力もいい感じで抜けてきて、肩肘を張らず、フラットな気持ちで芝居と向き合えるようになってきたので、自分の芝居もここからどんどん変わっていくんじゃないかな」

少し気は早いが、これからどんな30代を迎えたいのだろう？

「一人の男として思うのは、これまで29年間生きてきて、あと3分の2の人生をどう歩んでいくのか。その準備をするのが30代なんじゃないか、と。29歳ってきっとそういうことを考える年ごろなんでしょうね。スタンプラリーじゃないですけど、一個一個スタンプが押されて自分の人生が更新されて、毎日前に進んでる感がありますね。常に刺激を求めていたいし、楽しいことを探していたいです。それがどんな未来につながっていくのかは分からないけれど、いろんな現場でいろんな挑戦をさせていただけることがすごく楽しいので、何をするにしても、どんな環境になっても、僕は堂々と活動していたい。自分の人生を楽しみたいです」