配信アニメで話題の「ヘタリア」、映画化作品がついに公開!

2010/06/10 11:06 配信

アニメ 芸能一般

舞台挨拶に登場した浪川大輔、安元洋貴、高橋広樹、ボブ白旗監督(写真左から)(C)2010 日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/ヘタリア製作委員会

WEBサイト:アニメイトTV及び携帯サイト:モバイルアニメイトで配信中のショートアニメの映画化作品「銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」が5日、公開初日を迎え、その舞台あいさつにキャストの浪川大輔、安元洋貴、高橋広樹、ボブ白旗監督が登壇した。

同作は、世界の国々をキャラクター化し、さまざまな風俗や気質などを織り交ぜながら繰り広げるコメディーアニメ。日丸屋秀和氏の原作コミック「Axis powers ヘタリア」は、第3巻までの累計発行部数が130万部を突破した人気作だ。映画では、パスタ作りはうまいがいつも白旗を振っている“ヘタレ”なイタリア(声:浪川)や、しっかり者のドイツ(声:安元)、控えめで物静かな日本(声:高橋)らが力を合わせて人類滅亡の危機に立ち向かう。

舞台あいさつでは、浪川がイタリアのキャラクターで「皆さんこんにちは、パースタ〜!」と明るく第一声を。日本役の高橋も「今日はお集まりいただきまして、恐れ入ります、すみません」とキャラクターのせりふを織り交ぜながらあいさつしてファンを喜ばせた。

配信限定アニメから劇場版へと出世したことについて、浪川は「本当にうれしく、ついにここまで来たかと思いました。これからも配信していたころのちょっとこっそりした感じも忘れずに頑張っていきたい」と喜びのコメント。安元も「大人がこっそりいたずらしているものが日の光を浴びてしまったような、何とも言えない気持ちです。『ヘタリア』の現場は僕ら自身が本当に楽しませていただいているので、この作品が大きくなるのは何だかいい気持ちです」と語った。高橋は「劇場に大勢が集まってみんなで一緒に作品を体感できるというのは、ケータイやネットの配信では味わえなかったことなので、ぜひ楽しんでほしい」とファンへメッセージを送った。

舞台あいさつの最後に同作の人気キャラクター・ちびたりあが着ぐるみで登場すると、劇場は「かわいい〜」の歓声でいっぱいに。ボブ監督は「配信アニメの方は、これから今までに出てこなかったキャラクターも登場していきますので、ワクワクドキドキして楽しんでいただければ幸いです」と今後の見どころを話し、高橋は「これからも楽しんでいただけるように善処します」と日本風に抱負を語った。

同作は8月に台湾でも公開が決定しており、浪川は台湾を訪問してイベントを開催予定。また、BSイレブンで7月からアニメ「ヘタリア Axis Powers」第1期を第1話から放送、NHK BS2のバラエティー番組「MAG・ネット 〜マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ〜」では6月20日(日)にヘタリア特集が放送される。