大東駿介、浦沢直樹のドキュメンタリー番組でナレーション初挑戦 「目の輝きにグッときた」

2018/06/22 06:00 配信

芸能一般 インタビュー

番組の楽曲のチョイスに、鳥肌が立ちました


大東駿介はナレーション初挑戦にあたり「感情に流され過ぎず、要点をしっかり伝えること」に気を付けたと語る


――今回のドキュメンタリーでお気に入りの場面はありますか?

浦沢さんが、ザ・ビートルズの『Revolver』のジャケットを描かれたドイツ人のクラウス(・フォアマン)さんに会いに行くのですが、その時に浦沢漫画の原点を見たような気がします。とにかく、浦沢さんがときめいているんですよ。あの少年のような目の輝きはグッときましたね…いやぁ、このドキュメンタリーめっちゃ面白いですよ!

――(笑)。

なおかつ、浦沢さんご自身が音楽に影響を受けている人生だから、番組で流れる楽曲チョイスも最高です。ずっと鳥肌立っていましたね。マンガを見ていたら、迫力あるページに衝撃受けることってあるじゃないですか。浦沢さんにその感覚をずっと味あわせていただいた1時間でした。

――浦沢先生の作品が世界から愛されている理由は何だと思いますか?

人間をないがしろにしていないからじゃないですか? 人間の心理や感情の細やかなところまで向き合っている。娯楽を生み出すのに痛みを伴って描いているような感じがしていて、芸術ともいえるし、娯楽としても成立しているのかなと。

――浦沢先生の作品はじめ、漫画から多大なる影響を受けたそうですね。

もともと僕は手塚治虫が好きで、小学校の頃から「手塚治虫記念館」に何度も足を運んだような子どもでしたね。これは本当にダメなことなのですが、高校2年生の頃とか、教科書の内側に「PLUTO」を隠して授業を受けていたり、休み時間に友だち6人と「ONE PIECE」のキャラクター何人言えるか、くだらない勝負したり、とにかく漫画からいろいろな影響を受けていました。

今回の浦沢さんの経験って漫画家人生の中で特別な時間だったと思うんです。だから、そこに立ち会えたっていうのは、とんでもないこと。高2の自分に伝えたいですね。だったらもうちょっと勉強頑張れたかも(笑)。

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