──また最近は、「自分で映画を撮りたい」と、映画監督デビューを宣言されていましたよね。
「そうそう、『3年後に映画を撮ります』って言ってるんですよ。編集のカットラインを決めたり、ストーリーを自分の思った形に演出したり、そういうことができたら楽しいだろうなと思って。ただ、俺はせっかちなんでね、今回の『いぬやしき』みたいにCGが完成するまでじっと待つ、みたいなことはできないだろうから(笑)、もう少し違う題材でやれたらなと思ってるんですけど。そのときは、僕が監督をやって、(妻の)安田成美さんに助監督をやってもらおうかなと。あるいは成美さんが監督で、俺は出る側に回るか。成美さんなら役者さんの気持ちも分かるし、俺のアート作品のプロデューサーもやってくれてるから、彼女が手伝ってくれたらすごく助かるなと思うんで。…って、具体的にはまだ何にも動き出してないんですけどね。ただこうやって話してるだけで、今は各方面からのお問い合わせを待っているところです(笑)」
──「いぬやしき」の公開時、PRの一環で、各局のバラエティー番組にゲスト出演されていて、コメディアン・木梨憲武の健在ぶりもうかがえました。共演者を困らせるほど縦横無尽に暴れ回って爆笑をかっさらっていましたね(笑)。
「まぁ基本、自由に動いてはいるんですけど、ここでお約束を壊すとスタジオに迷惑が掛かるなとか、こう見えて、一応スタッフの顔色はうかがってるんですよ(笑)。そこはもう、いい大人ですから。子供も3人いるんで(笑)」
──ところで、相方の石橋貴明さんは、弊誌のインタビューで「とんねるずのみなさんのおかげでした」の放送が今年の春に終わって以降、「毎週水・木曜日の収録がなくなってスケジュールに余裕ができたから、ヨガ教室にでも通おうかな」とおっしゃっていましたが、憲武さんは今、水・木曜はどのように過ごされているんでしょうか?
「全然余裕なんかないですよ、マッサージに行ったり、点滴打ってもらったり、ストレッチしたり、もう大忙し!…それじゃ貴明とかぶるか(笑)。いや、実は今、7月からの個展の準備で本当に忙しくて。しかもこれから2020年まで日本各地に行かせてもらうっていうことで、けっこう大変なんですよ。でも、映画が終わった瞬間に個展の作業に入れて、いつもいいタイミングで動けてるなっていう気はしますね。マッサージや点滴で体をケアしつつ、やりたいことをやっていくっていうのが今後のテーマなんで」
この後も、今回の「白の美術館」で完成させたアート作品について、また、憧れの先輩芸人についてなど、さまざまな話を聞かせてくれた憲武。気になる続きは、近日公開のインタビュー第2弾で!
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