透明感あふれる美少女・駒井蓮、初主演作で難役に挑む「最後は何か胸に残るものがありました」

2018/06/29 08:00 配信

映画 インタビュー

直木賞作家・道尾秀介が書き下ろしたオリジナル原案を元に戸田彬弘監督が映画化した「名前」が、6月30日(土)より新宿シネマカリテほかで全国公開。

透明感がすごい! 若手女優・駒井蓮


過去を隠し、うそを重ねて生きる中年男性が、自分を「お父さん」と呼ぶある秘密を抱えた女子高校生と出会い、絆を深めていく。

本作にて女子高校生・笑子役で主演を務める、若手注目女優・駒井蓮にインタビューを行い、作品の見どころや撮影エピソード。そしてプライベートについても語ってもらった。

――冒頭から謎が多い展開で、引き込まれていきますね。

私も台本を読んだ時に、どういうことなんだろうって思いました。笑子と、津田寛治さん演じる“おじさん”(正男)のシーンが行ったり来たりして。

でも、読み進めていくうちに、いろいろ気付くことがあって、すごく面白い作品だなと。ミステリー要素がありつつ、父と娘の関係性みたいなものも描かれていて、最後は何か胸に残るものがありました。

――あれだけシーンの時制が前後すると、撮影は大変でしたか?

今はどういう状況なのか。この時の笑子は、どこまで知っている段階なのか。毎回、確認しながらお芝居をしていました。

――今回、演じた笑子はどんな女の子ですか?

“おじさん”といる時、お母さんといる時、そして学校で友達と過ごす時間。3人の笑子がいるのかなと思いました。それぞれ、一緒にいる人や場所によって、

他人への接し方や心の開き具合が違う。普段から他人に対して素直になれない部分がある女の子なのかもしれません。

言葉使いも含めて、妙に大人びたところもあったりして。誰と一緒にいても孤独感が漂っているような気がします。

笑子自身、どれが本当の自分なのか分かっていないのかも。そんな笑子が“おじさん”の存在を知って、いろんなことを体験しながら少しずつ父親の存在に気付き始めていく過程が面白いですよね。

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