「半分、青い。」“魅惑のだめんず”間宮祥太朗『国民の皆さまに愛されるように頑張りたい』

2018/07/05 06:00 配信

ドラマ インタビュー

7月5日(木)放送から「半分、青い。」(NHK総合ほか)に間宮祥太朗が登場!(C)NHK

僕が演じて、魅力的でなくなったらどうしようというプレッシャーを感じました


――“三オバ”の皆さんの印象は?

“三オバ”の皆さんは肌で感じる圧がすごくて、緑子さん演じる光江さんに怒られるシーンでは、僕に対して当ててくる怒りのパワーが強いので、それを直に受けてすごい汗をかいてしまって、初めての感覚でびっくりしました。

撮影中は本当に楽しくて、お一人お一人のキャラが濃いので3人の空気感に押されながらも、僕は自然に演じることができました。

自分の中で、「森山涼次はこういうふうに育ったんだな」と考えていたイメージもあるんですけど、“三オバ”の皆さんと演じていて、さらに合点がいったと言うか…涼次は幼少期にいろいろあったかもしれないけど、それでも優しく明るくすごく前向きに育ったのはこの“三オバ”が育ててくれたからだなと思いました。

――間宮さんが思う涼次は、どんな人物ですか?

今まで僕が演じてきた役とはイメージが違う、柔らかくて愛嬌があるすごくすてきな人物だなと思いました。真っすぐに、すくすく育ったなというイメージです。“三オバ”に支柱を立ててもらって、そこに寄りかかりながら真っすぐに育ったのかなと。

優柔不断なところもあるけど、一度決めたら曲げない頑固な部分もあって、未熟ながらも自分の人生の大事なことを決断をして、そのことにしっかり覚悟を持ちたいという心意気があって、でも実年齢にしては少し幼いところがあると思うんですよね。

涼次は愛情というものをすごい求めているし、自分も持ちたいと思っている人で、そういうところはピュアだなと思いました。

――“魅惑のだめんず”と呼ばれていますが、斎藤工さん演じる祥平と涼次の魅力はなんだと思いますか?

魅惑のだめんずと呼ばれているんですね(笑)。

工さんが演じた元住吉祥平という人はマイワールドがあって、一見小難しそうに見えるんですけど、映画の話をしている時とかはすごいキラキラしていて、それを僕は一番近くで見ていたので、そういう一面に女性は“キュン”と感じるんじゃないかと思いました。

好きなものを好きだと楽しそうに話す人はすごい魅力的ですよね。

僕が演じた森山涼次に関しては、母性本能をくすぐるような愛嬌と、叱られながら愛されるというところを大事にできたらいいなと思って演じています。それが涼次の一番の魅力だと思っていて、叱られても愛される人ってすごい強いなと思うんです。

例えば先輩や上司に、「お前は~」と言われながらもかわいがられる人って、一番魅力的で、愛されていると思うのでそういう風に演じられればいいなと思いました。

本人が恥ずかしいと感じる部分や照れてしまうような自分の中の至らない部分こそが、実は周りから見たら一番魅力だったりするのかなと思います。

森山涼次という役は、台本を読んだだけでも女性が魅力的だなと感じるような人物なので、僕が演じて、魅力的でなくなったらどうしようというプレッシャーを感じました。

でも、僕が演じた涼次が、国民の皆さまに愛されるように頑張りたいです。

7月5日(木)放送の第82話あらすじ


1999年の秋、漫画家をやめて秋風ハウスを出た鈴愛(永野)は、「100円ショップ大納言」で働き始める。大納言では、強面の店長・田辺(嶋田)とともに店番をする毎日。

その頃、謎の二人の男、涼次(間宮)と祥平(斎藤)が遮光カーテンで締め切った密室で、カタツムリのDVDを鑑賞し、とある家では、謎の3姉妹、光江(キムラ)、麦(麻生)、めあり(須藤)がそうめんをすすっていた。