1987年に連載がスタートした、人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」誕生30周年の集大成となる展覧会「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の記者発表会が21日、国立新美術館で行われた。会見には荒木飛呂彦氏が登壇し、本展への思いや見どころとなる作品について語った。
国立新美術館で実施されるマンガ家の個展としては手塚治虫氏以来28年ぶり2人目。現役のマンガ家としては初となる。開催について荒木氏は「誠に光栄」と喜び、「手塚先生をはじめ、先輩たちの作品や助言がなければ『ジョジョの奇妙な冒険』は影も形もなかった。私より下のマンガ家さんが盛り上げていただいたので、今回の開催がある」と感謝した。
同展の目玉となるのは、12枚におよぶ完全新作の大型描き下ろしで、ほかでは見れない同展だけの作品。1枚2メートルの大型原画には、等身大のキャラクターとスタンドが描かれているという。荒木氏は「身長が170センチのキャラクターなら、170ある。それが12枚あります。キャラが実物大なので同じ場所に存在しているように、そういう目的で描いた」と説明した。
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