峯田和伸は石原さとみの目を見られない? 野島伸司脚本で二人が恋に落ちる

2018/06/27 18:00 配信

ドラマ

和服をきっちり着こなす石原さとみのたたずまいはどんな花よりも美しい。撮影=広ミノル

名門華道の本家令嬢・月島もも(石原さとみ)と、特に取りえのない男・風間直人(峯田和伸) の“格差恋愛”を野島伸司の脚本で描く「高嶺の花」(7月11日(水)夜10:00スタート、日本テレビ系)。初共演となる2人の、互いの印象は?

石原「峯田さんのことは(銀杏BOYZの)曲先行で知っていたので“アーティストさん”ってイメージで、何考えているか全く想像できなくて…でもお会いしたら面白い人だなぁって、今は興味津々です」

峯田「僕は…(うつむきながら)憧れています。いや~、目を見られないのは、簡単にね、目に入れ過ぎちゃいけないんですよ。カメラが回ったらそりゃ行きますよ。そういうときに、パッと見られればいいんです」

石原「峯田さんが私の目を見てくれないから、こっちは目の中に入れてってやろうって気持ちにはなりますよね(笑)。関係性としては出来上がっているというか。何を言っても多分受け止めてくれるんだなって信じているので、いろいろと…振り回せたらいいな、と思ってます♪」

――野島の作品に出演することは石原の長年の夢だったそうですね。

石原「ずっと野島さんとお仕事をしたかったんです。台本をいただいたときは『来たー!』って震えましたね。セリフも、刺さるような、考えさせるような野島さん節が結構あるし、行動の裏にいろんな感情が隠されているから1シーンに感情の情報量がとても多いし、深読みしないとこれは体現できないな、とプレッシャーもあって。でも、その本を誰よりも読み込んでいるのが監督なので、監督のOKを信頼しています」

峯田「僕は最初に読んだとき、とんでもないものが来たな、と思いました。野島さんの覚悟っていうか、“今やんなくちゃいけないのはコレだ”っていうのが伝わってくるようで、すごいやりがいがあるなと」

石原「峯田さんはいつも独特なキャラクターで演じられていて、唯一無二な方だとは思ってましたが、今回は野島さんの完全な当て書きだなってとても分かる作品ですよね」

峯田「どうなんですかね(笑)。自分の中にちっちゃい峯田が100人いるとして、そのうちの1人くらいは直人と同じ部分があると思うんですよ。それを引っ張り出す感じ」

石原「私の演じるももは、愛に飢えている人。華道の才能も自分で分かっちゃうくらいの芸術家で。でも私、フツーの人間なんで、天才を演じるってすごく難しいなと思ってます。どれだけ集中できるか、ですね」

――峯田は撮影の3カ月間、ライブを入れずドラマに専念すると宣言されましたね。

峯田「現場にギターは持ち込みません。本命(=音楽)に悪い」

石原「(残念そうに)本命かぁ…打ち上げでは歌ってくださいますか?」

峯田「…(小声)ギャラが弾むなら」

石原「そこですか!?(笑)」

ヘア&メイク=菊地美香子(TRON)、スタイリスト=外山由香里、着付け=梶加於瑠(石原)/ヘア&メイク=竹内三枝子、佐藤裕子、衣装=川井貴子(峯田)

取材・文=magbug

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