音楽プロデューサーの梶浦由記がプロデュースする3人組女性ボーカルユニット・Kalafinaが6月12日、全国ツアー「Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR Kalafina LIVE 2010 “Red Moon”」の最終公演を東京・JCBホールで行った。約2300人を前に新曲「輝く空の静寂には」(発売日未定)などを熱唱した。
同ツアーは梶浦が個人名義でライブを始めて3周年の記念に大阪など全国5カ所で開催。最終公演は2Daysで、1日目の12日にKalafina、2日目の13日に同じく梶浦の別名ユニット・FictionJunctionが公演した。
ボーカルのWakana、Keiko、Hikaruが息の合ったハーモニーを聴かせるKalafinaは、劇場用アニメ「空の境界」全7部作('07〜'09年)の主題歌プロジェクトとして'08年にシングル「oblivious」でデビュー。ことし1月に発売したシングル「光の旋律」はオリコンウイークリーチャートで7位にランクイン、3月に発売した2ndアルバム『Red Moon』は5位にランクインした。
ステージでは前述の楽曲に加えてNHKで放送中の「歴史秘話ヒストリア」オープニング曲のカバー「storia」、アニメ「黒執事」('08〜'09年、TBS系)のエンディング曲「Lacrimosa」、劇場用アニメ「イヴの時間」('10年公開)主題歌の「I have a dream」などアンコールも含めて全22曲を歌い上げた。
Wakanaはツアーを振り返って、「どの場所も温かく迎えてくださって本当に楽しくできた。1カ月間のツアーの間、毎週末のようにライブをさせてもらえていい1カ月でした」と充実した表情。Hikaruは印象に残っている会場を聞かれ、「初日の大阪公演ですね。生で歌うのが初めての曲もあったのでお客さまの反応が面白かった」と思い出を語った。
Keikoは「ツアーを重ねるうちに3人で課題を見つけて次はこうしようとか、2人がどう歌いたいのかを感じながら歌うことができたと思う。わたしたちの成長がステージで見えていたらうれしい」とこの日の意気込みを語った。
また、プロデューサーの梶浦もサプライズゲストとして公演に登場し、「JCBホールに立ちたいと思っていたころはそれがゴールでしたが、こうして立ってみると、ここがスタートラインでしかないと思えてきます。これからも彼女たちの新曲もどんどん出していきますので見守ってください」とファンにメッセージを送った。
夢は「もっとたくさんの場所でライブをすること」と3人。今後は8月6日(金)に香港でライブ、また香港のアニメイベント「ACGHK」にも出演する。12月11日(土)には東京・C.C.Lemonホールで公演と精力的に活動する。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)