本作の主演をオーディションでつかんだ石橋は「もし、実写化されたら『絶対に私がやりたい』と思った作品だったので、オーディションの話が来た時には、『きた!』と思いました。想い続けていた役を前に、 嬉しさと恐怖のせめぎ合いで、 震えながらオーディションを受けたのを覚えています。久美子に決まったと連絡を頂いた時は本当に嬉しかったです」と作品への想いを明かす。
体当たりの演技が求められるが「中村蒼さんがいるだけで、研ちゃんと久美ちゃんの関係に自然になれます」と順調に撮影をこなしている様子。「後悔しないように不器用でかわいい久美子をやりきりたいなと思っております」と意気込む。
ともに主演する中村は、「元々原作のことは知りませんでした。まずタイトルに衝撃を受けましたが中身はさらに違った衝撃を受ける作品でした。言葉にすると軽くなってしまいそうですが、筆者のこれまでの苦悩を考えるととても辛い気持ちになりました。そしてノンフィクションだったことにさらに驚きました」と作品との出会いを語る。
さらに、人にはいえない悩みに苦悩する役柄に「台本を読んでまず普通ってなんだろうと思いました。自分が普通だと思う感覚は自分にしか当てはまらないなと。世間一般の考えと違うことが責められがちな世の中ですが、そうでなくても誠実に懸命に生きていけばそれで良いんだと思いました。2人だけの普通と2人だけの幸せ、愛の形を見出して前向きに生きて行く姿をみてとても応援したくなりました。そしてそんな作品に出られて光栄です」と、考えを深めつつ撮影に臨む。
タイトルが衝撃的なインパクトを持つ本作。だが、描かれるのはごく普通の夫婦が絆を育む物語。演じる2人の心と心がときにぶつかり、ときに寄り添う過程がどのように描かれるのか注目したい。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)