この発想は彼だけにとどまらず、本作に携わる多くの人間も同様に自分の人生経験を作品に持ち込んでいった。
本作のプロデューサーの一人であるニコール・グリンドルやその大勢のスタッフについて、監督は「僕がヘレンのキャラクターについて何かを書き、ニコールに『これ、共感できる?』と聞いて、『私だったら、その状況でそうはしないわね』と言われたりすることもあった。
僕だけじゃないんだ。僕が始めた企画かもしれないけど、他のみんながそこにいろんなものを投げ込んでくれた」と語っている。
こうした多くの人たちのパーソナルな部分が反映された作品だからこそ、国を越えて世界中の人々が共感できる物語が生まれた。
このリアルなフツーさが「世界を救う戦い」とのギャップを大きくし、他の作品にない「インクレディブル・ファミリー」ならではの魅力を生み出している。
リアルな人生経験や家族の関係性を盛り込まれたキャラクターたちが繰り広げる、最高にテンションの上がるヒーローアクションに、この夏は心が躍らされそうだ。
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