「衛星放送協会オリジナル番組アワード バラエティ番組部門最優秀賞」 番組プロデューサーインタビュー「マキタスポーツさんとスージー鈴木さんが本気で泣くんです!」

2018/07/05 22:03 配信

芸能一般

――視聴者の反応はどうですか?


SNSで選曲予想をしてくれたり、「スージーさんなら、マキタさんならこういう風に話すだろう」といった答え合わせを楽しんでくれていたり、好意的な声が多いです。音楽を流す時にすぐには曲名を出さないので、イントロクイズ的な楽しみ方をしているという声もありますね。批判的な声はほとんどなくて、それはきっと2人の人格のおかげかなと思っています。

――今回の受賞の感想をお聞かせください。


マキタさんもスージーさんもとても喜んでいました。マキタさんはテレビ番組で賞をもらうのは初めてだそうです。音楽の批評というのはマキタさんが長年やってきたことですから、それが番組となり評価されたことに喜びを感じていらっしゃるのではないでしょうか。これはマキタさん、スージーさんだったからこそ実現できた番組で、彼らじゃなかったらここまでの支持は集まらなかったと思います。2人の音楽研究の蓄積に、私はリスペクトしかありません。その蓄積されたものを人の目に触れさせることに私も貢献できたかなと、そして表彰されるという栄誉をいただけたことで2人にも恩返しができたかなと思います。

――そんなお2人に要望はありますか?


要望というか、ちょっと泣きすぎなんですよね(笑)。毎回泣くんですよ。なんでそんなに泣くんでしょうね。THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)とか聴きながらすごく泣くんです。演出じゃなくて本気で泣くんですよ(笑)。元アイドリング!!!の女の子たちがリレー形式で出演していて、おじさん2人が泣いている姿を引いて見ているんです。またそれがいいんですけどね(笑)。

――6月には「カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区」として本も発行されましたが、書籍化に至った経緯は?


番組の企画の段階から2人のトークはテレビ番組だけではなく、活字やライブなど多面的な展開が可能だと考えていました。実際に出版社の方にもスタート当初から興味を持っていただいて書籍化が実現しました。書籍の発行記念トークライブも大盛況でした。

6月に発売された「カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区」


――高橋さんがこの世界に入ったきっかけは何だったんですか?


私はテレビが好きで、中学生の頃からテレビ関係の仕事をしたいとずっと思っていました。テレビというのは誰でもアクセスできる最強のメディアだと思いますし、誰もが見て笑えたり救われたりすることはとても素晴らしいことなんじゃないでしょうか。私はテレビ番組の中でも、特にバラエティーが好きです。バラエティーの人ほどクレバーだと思えますし、厳しい状況の中でいろいろ考えて緻密に作っているからです。ですから今回バラエティ番組部門でこういう賞をいただくことができて本当に嬉しいんです。

――最後に「ザ・カセットテープ・ミュージック」ファンに向けて一言どうぞ!


今まで以上にマッドなことを続けていこうと思いますので、これからも2人のおじさんについて来てください(笑)。