――初舞台が決まったときの心境から教えてください。
舞台はいずれやってみたいと思っていたんです。観劇するのはすごく好きだったんですけど、(アイドル)現役時代にはほとんど演技をやったことがなかったので、卒業して時間が取れるようになったら、挑戦してみたいなと思っていました。ただ、こんなにも早く機会をいただけるとは思っていなかったし、こんな大きな作品だとは想像もしていなかったので、うれしさと同時に「本当に大丈夫かな?」みたいな、不安と緊張がすごくありました。
――「新・幕末純情伝」はご存知でしたか?
もちろんです! これまで本当にそうそうたる方たちが演じてきたこと、前回は松井玲奈ちゃんが沖田総司を演じたことも知っていました。
――これまでの女優さんは意識されますか?
逆に意識せずにやっていきたいなと思っています。今回は河毛さんが参加されて、演出も全然違うので、新しいものになればと期待しています。
――ただ、同じ48グループだった松井さんとは比較されてしまいそうですね。
そこは絶対に比べられるだろうなとは思っています。それよりも、玲奈ちゃんもアイドルを卒業して舞台に挑戦して、すごい成功を収めていますよね。今回、またアイドルを卒業した人間が挑戦するわけで、もし私が評判を落としてしまうようなことがあったら、玲奈ちゃんにまで申し訳ないので、それだけは避けたいですね。
前回、今回と偶然そうなっただけで、この作品は、“アイドル上がりの子”がやる舞台というわけではないので、そういう見え方にはしたくないと思っています。
――つかさんの作品でご覧になったことがあるのは?
今年上演された「熱海殺人事件 CROSS OVER 45」は(木崎)ゆりあが出演していたので、見に行かせていただきました。
――つか作品はどんな印象ですか?
去年の映像なども見させていただきましたが、やはり畳み掛けるような、そして説得力のあるせりふから、勢いを感じる作品だなと思っています。そこは見ていて気持ちのいいところですよね。
ご存命だったらまだ70歳ですし、きっと現役でやっていらっしゃったと思うので、一度でもご指導いただきたかったなとは思います。
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