――本格的な舞台は初めてだそうですね。
一度出させていただいたことはあるんですけど、その舞台は表現劇みたいな作品で、せりふなどがなかったので、舞台の上で言葉を発する作品への出演は初めてですね。
――ドラマとの違いはいろいろあると思います。
舞台は“何回もできる”のがいいですね。ドラマは一人で練習はできるけど、相手役と合わせてやるのって、ドライとリハと本番だけで、つかめないまま終わっちゃうシーンもありました。
でも、舞台だと稽古の段階から何回も何回も同じシーンをやることで、何度もみんなで試行錯誤しながら重ねていけるので、その作業が楽しいなと思います。
紀伊國屋ホールに入った段階でも変わるだろうし、本番でも、お客さんの前でやったらまた変わると思います。この2カ月間は本当にこの舞台に捧げようと思っているので、すっごく楽しみですね。
――初舞台で座長となると、さらに大変だと思います。
そうですよね。しかも、周りがみんな男性という環境での稽古は一体どうなるのか、座長って何したらいいのか、など悩みはありますね。いつ、差し入れしようかなぁ、みたいな(笑)。
――座長とキャプテンと似ている部分があったりするのでは?
そうですね。だから、本当に(NGT48の)キャプテンをやらせてもらって良かったと思うことばかりです。キャプテンをやるまでは、自分が先頭に立つとか、そういう事は苦手な人間だったんです。でも、初めてキャプテンに挑戦させていただいてから、主演映画を撮るときもその経験が生きたし、今回もおそらくキャプテンという経験は生きるんだろうなぁとは思っています。
――男性に囲まれての芝居に戸惑いは?
やりづらさは全然ないです。どちらかと言えば、年下の女の子たちをまとめる方が絶対に大変だったと思うので(笑)。
(共演者の)みんなが男くさく芝居について話をしているのを見ると、今までこういうのはなかったな、ぶつかり合っている感じがうらやましいなと思いますし、私も役で男性陣の中に入っているので、ちゃんとぶつかっていきたいと思います。
あとは、今までもまわりに男性スタッフさんはいたので、年上の男性の方との接し方はわかるんですけど、年下の男の子となると、どういう話題から入ればいいんだろう?という悩みはありますね(笑)。
【「新・幕末純情伝」インタビュー後編】に続く。
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