――今作では凜子のみならず、各キャラクターにメッセージ性の強いせりふがたくさんありますが、お二人の中で特に印象深いせりふはありますか?
りょう:結構たくさんあるんですよね…。「会社が人を支えているんじゃない、人が会社を支えているんです」っていう凜子のせりふが、私は好きですね。
あと、せりふとはまた違うんですけど、俊也くんと(川原和久演じる)須田さんとのシーンで、「時代と共に自分たちも変わらなきゃいけない」って、お互いの時代の良さを教え合うようなシーンがあるんですが、そこはすごく素敵なシーンだなと思って。オンエアを楽しみにしているんです。
竜星:僕も昨日、そのシーンを演じていて。お互いそうやって言っているシーンで、「どんどん時代は変わっていくから」っていう。その言葉って、僕なんかもそうやって上の先輩たちとは全然年代が違うから感じ方も違っていて。
でもそれが、自分もそういう風になっていった時に、もっと若い世代の人たちは同じように、違う感じ方をするのかなって。その世代間のギャップみたいなものは、ずっと続いていくのかなと思った時に、そういうせりふを自分が言っていることにびっくりというか、考えさせられるものはありましたね。
りょう:私たちの時代は、まだ「先輩の背中を見て勉強する」みたいな文化が残っていたんですけど、多分自分の後輩たちって、言葉で伝えないと気付かなかったりとか、分からなかったりとか、そういうことがあるんじゃないかなと思うことがよくあって。
なので、今の時代がそうであったら、自分もそこに目を向けなければいけないというか、わからなきゃいけないなっていうのはすごい思っていたので。
時代によって自分も変化していかないと、老いぼれていくんじゃないかなみたいな。「老いぼれってそういうことなのかな」って、ちょっと思ったりしましたね。
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!
りょう:風花凛子としては、働く女性として、一人の女性として懸命に、真っすぐに奮闘している姿っていうのを見てもらいたいなと思います。
竜星:この時代に合った問題に向かって、凜子が真剣に向き合いながらスカッとさせてくれるドラマだと思うので、本当にたくさんの方に見てもらって、次の日、次の週とかに、気持ちを新たに仕事をがんばって、勇気をもらってくれたらうれしいなと思いますね。
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