7月より放送開始のTVアニメ「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」。人気ライトノベルが原作の同作は、オンラインゲームで「魔王」と呼ばれるほどの圧倒的な力を誇る自身のキャラクター、ディアヴロとして異世界へと召喚された坂本拓真と、彼を召喚したエルフの巨乳美少女・シェラ、豹人(ひょうじん)族のロリ系美少女・レムとの三角関係や冒険を中心に描くファンタジック・ラブコメディーだ。今回、EDテーマに起用された「最悪な日でもあなたが好き。」の歌唱アーティストでもあり、ヒロインのシェラ・L・グリーンウッドを演じる芹澤 優に、楽曲や作品に対する思いを聞いた。
ヒロインのシェラ役だけでなく、出演声優陣によるユニットSUMMONERS 2+でOPテーマを、そしてEDテーマには1stソロシングルが起用されるなど、まさに芹澤さん尽くしの作品ですが、これらが決定した際の感想をお聞かせください。
「ソロデビューさせていただいてから1年たって、アニメのタイアップを歌うのは夢だったので、EDテーマを担当することが決まった時は1つの夢が叶ったなって。シェラ役が決まった時は『私でいいんですか？』みたいな感じでしたね。シェラちゃんはすごく天然で、純粋な心を持った女の子なんです。私は今まで結構クセの強いキャラクターを演じることが多かったので『こんなに真っ直ぐでかわいい、王道天然キャラって今まであったかな？自分の純粋な部分を出していかなきゃいけないな』って思いました」
「OPについては全然知らなくって『OPはどなたが歌われるんですか？』って何気なくスタッフの方に聞いた時に『芹澤さんたちが歌うキャラクターソングだよ』って言われて。「OPとEDで挟んじゃう？サンドイッチみたい！」って思いました(笑)。もう1人のヒロイン、レム役の和氣あず未さんをはじめ、みんなと一緒に歌っているんですけど、アフレコが始まってからのレコーディングだったので、仲良くなったみんなとユニットを組んで歌えるのが、すごくうれしかったですね。i☆Risでアイドル活動もさせていただいていますが、アニメ作品でみんなと歌うのにも夢があって。『いつかイベントで一緒に歌うのかな？』とか、いろいろ想像してワクワクしています」
ファーストソロシングル「最悪な日でもあなたが好き。」は、HoneyWorksさんのプロデュースということですが、彼らについてはどのような印象をお持ちでしたか？
「アニメソング業界の中ではとても有名で、ものすごく先進的でオリジナリティーのある活動をされているユニットだと思っていました。そして、何より恋の歌を書かせたらHoneyWorksさんが一番だと思います」
「最悪な日でもあなたが好き。」のサウンドを初めて聞いた、歌詞を初めて読んだ際の感想をお聞かせください。
「HoneyWorksさんらしさがふんだんに盛り込まれていたので、いいなと思いました。実はHoneyWorksのGomさんとは、プライベートでも少し面識があったので、HoneyWorksさんのテイストに"芹澤優っぽさ"も入れてくださって。作品のファンにも、私のファンにも寄り添っている楽曲なので、とても感謝しています」
最後に、「最悪な日でもあなたが好き。」を聴かれる皆さんへメッセージをお願いします。
「『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』のEDテーマとして聴かれる方には、シェラのディアヴロへの恋心を歌った曲として、朝も夜も、最悪な時も楽しい時も真っ直ぐにディアヴロを想い続けるシェラをもっと好きになってもらって、アニメと一緒に楽しんでほしいな。そして、ライブにも遊びに来てくれるとうれしいです！」
「私のファンの方には、シェラの歌ではありますが、私自身も誰かを好きになったらその人のこと以外、何も考えられなくなるタイプなので「これが芹澤優の恋か」と思いながら楽しんでいただけたらなと思います。そして、念願のアニメタイアップ曲なので、一緒に何度も歌って、私とみんなの大事な曲になったらいいな。いっぱい聴いてくださいね！」
文＝中村実香 撮影＝三輪憲亮
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