阪急阪神東宝グループは、前回より5年ぶりとなる「第7回東宝シンデレラオーディション」の募集開始を6月21日、都内で発表。会場には、過去の「東宝シンデレラオーディション」から輩出され、今回のオーディションでスカウト部長、係長に任命された水野真紀、長澤まさみが純白の衣装で登場した。
同オーディションの応募資格は、東宝芸能と専属契約の結べる10〜22歳までの健康で明朗、個性豊かな魅力のある女性を対象。9月6日の応募締め切りの後に、第1次審査、第2次審査を経て、これまでにはなかった合宿審査を行い、翌年1月下旬にグランプリ決定発表会を開催する。映画や演劇、ドラマで活躍できる真の女優を発掘するべく行われるオーディションは、自薦他薦を問わず、今回からモバイル端末からでの参加も可能。
今回、スカウト部長に選ばれた水野は、自身が応募したきかっけについて「当時、男の子に振られてしまって、オーディションで賞を取ったら、相手が“冷たくして損したかな?”と思うかなと、世間的に言う“腹いせ”がきっかけでした(笑)」と意外な動機を語った。また、特別賞を受賞できたきっかけついて「オーディションの時に水着審査があって、シンデレラにはケープが用意されていたのですが、私は水着姿のままフラッシュを浴びて、それが恥ずかしくて、撮影が終わった後に、逃げるように楽屋に戻って泣いていたら、それを見た事務所の人が『彼女は(シンデレラ)賞を取れなくて悔しくて泣いている。この子は根性がある!』と思って、契約しようとなったようです」と勘違いがもとで、事務所と契約ができたことを暴露。
また、スカウト係長に選ばれた長澤は、応募したきっかけについて「新聞広告の切り抜きを見た時に、大好きな水野部長が載っていて、モデルへのあこがれもあったので、大好きな水野さんがいるところなら受けてみようと、ちょっとミーハーな気持ちで受けました(笑)」と語る。また、当時のエピソードについて「当時12歳だったので応募する時、履歴書を自分で書けなくて、母親に書いてもらったんです。特技の欄に、その時に習っていたジャズダンスと書いてもらったんですが、オーディションの自己アピールの時間で、ちょっと踊ってみてくださいといわれて、自信もないし、特技じゃねー!と思ったので、踊らなかったんです(笑)。そういう素直な気持ちもオーディションには必要かな(笑)と思います」とオーディションでの心構えをアドバイス(?)。
さらに、オーディションを受ける人へのメッセージとして水野から「東宝としては真の女優、それはタレントさんではなく、お芝居をして観客の人に感動を与えられる人を探しています。最初のきっかけは何でもいいと思います。東宝シンデレラの全国の皆様にも応援してもらえるような女性を発掘していきたいといます。東宝は今回本気なので、本気のガッツ、やる気がある方がきてくれると嬉しいです」と今回のオーディションをアピールした。