――笑った顔などが、ジミーさんそっくりだと感じました。どんなアプローチを取られたのでしょう? さんまさんからもアドバイスも受けたとお聞きしました。
中尾:ジミーさんのしぐさや癖の部分では、アドバイスを頂くことがありました。
僕が見た資料では足りないところのカバーをしてもらったんです。でも、ここをこうしてほしいなどの指示は、基本的にはなくて、任せていただけましたね。
本当にちょっとしたところで、ここで頭をかいてほしいとか、指示を頂いたのはそういうことくらい。僕は、インするまではずっとジミーさんの映像を見ていたんですが、インしてからは見ないようにしていました。
インしてからは、自分の中で消化して作っていこうと思っていたんです。
――劇中では脱ぐシーンも多いですが、抵抗はなかったですか?
中尾:全くなかったです! もう何回も脱いでるので(笑)。大事な部分をくくるシーンも、最終的には自分の“本物”をくくったんです。
前張りを使うと、時間がかかってしまって。 見えちゃったら見えちゃったで、「もう一回」とかなるし、もういいやって思いました(笑)。
ジミー:(爆笑)。
――突き抜けていますね(笑)。ところでジミーさん、モノローグのシーンで登場する月の挿絵は、どんなイメージや思いを込めて描いたのでしょう?
ジミー:あの月は、神様というか、自分を見守ってくれている存在として描いたんです。僕は普段から独り言を言う癖があるんですけど、それを月が聞いているというイメージですね。
あの月が神様なのか、また別の架空の存在なのかは、分からないんですけど。
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