GT――ジャイアントトレバリー。和名は浪人鯵(ロウニンアジ)。主に暖海域に生息するアジ類の最大種で、180cmクラスも確認されている巨大魚だ。重く、引きが強く、キャスティングフィッシュで沖に出る釣り人なら一度は上げたいと思うこのドリームフィッシュを、岡田万里奈という釣り人がインスタグラムに公開した。
岡田はモーニング娘。OG田中れいながリーダーを務めるガールズユニットLoVendoЯ・ツインボーカルの相方だが、大の釣り好きとしても知られている女性。釣り人としては“オカマリ”を名乗り、テレビでは「フィッシング倶楽部」(テレビ埼玉)にレギュラー出演し、おもしろキャラのコミュ力も発揮して、釣り業界界隈ではなかなかの人気者だったりする。
プライベートでも暇さえあれば釣りに出かけるというだけに、インスタグラムを掘るとGTの他にも出るわ出るわ、大小様々な魚の写真。中には巨大なタチウオの写真も。ルアーも自作するという釣りキチ“オカマリ”に、釣り上げたGTのこと、のめり込んだ釣りの醍醐味、ご飯が進む夏レシピ、そして、本業である音楽活動への目標を聞いた。
――インスタを見て、「すげえの釣ってるな」というのが今回の取材のきっかけなんですが、このGT、サイズはいくつですか?
メートル超えはしてるんですが、正確には測ってないんですよ。釣れた時間が遅かったのと、GTってリリースが基本だと言われたので、記念写真を撮ってすぐに「ばいばい!」って(成長したGTは身にシガテラ毒を持つためリリースが基本)。「これは!?」っていうくらいの大物だったら測ったんですけど、私のはまだまだの大きさだったみたいです。
――これでまだまだですか。
私(165cm)の半分以上はありましたけど、大きいのは180cmにもなる魚なんですよね。それでもすごく重くて、抱えるのが大変でした。
――GTは何年も狙って釣れていない人もいるくらいの大物ですよね。何回目のチャレンジですか?
GTは今回で2回目のチャレンジになります。沖縄旅行中でのアタックで、釣れない話は色んな方から聞いていたので本当に奇跡です。でもこの日、朝から10時間くらい投げていたんですよ。ルアーキャスティングでポイントを変えながら。まったくアタリがなくて、普通、(午後)4時くらいには船を戻すんですけど、私が意地になっていたので船長さんも付き合ってくれて。沖縄なので明るく見えますけど、釣れたのは7時を回っていたくらいの時です。これで上げられなかったらもうダメだって、必死でした。トップウォーターにした時だったので、あまり潜られなかったのが良かったですね。
――インスタを遡っていくと、これまたすごいサイズのタチウオを釣ってますね。
これは去年、「東京湾タチウオバトル」(11月)で優勝した時のです。126cm、胴回りが指8本(普通は指4本で良型)くらい。「東京湾にこのサイズがいるの!?」って、上げた瞬間、船中がざわめきました。
――岡田さん、良い笑顔ですね(笑)。こちらは食べられたんですか?
家で捌いたんですけど、その時お腹から針が出てきたんですよ。釣られそうになったのを生き延びた子だったわけで、それを思うと悪いことをしちゃったなって気持ちになって食べられませんでした。家族は美味しいって、食べてくれましたけど(笑)。
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