中島は「このような大役を授かるのは大変恐れ多いですが、精いっぱいの愛を込めて演じていきたいと思っています」と身を引き締めた。
だが出演を聞いた際は、プレッシャーを感じたそう。「誰からも愛される作品を作った、誰からも愛された“漫画の王様”なので、その方を演じるにはしっかり取り組まないと役に入り込めないなと思いました。
石ノ森さんが何を見て、どう感じて作品を作っていったかを体に吸収して、演技に臨もうと思います。ただビジュアルが似ているかどうか分からないので、クランクインまでに石ノ森さんの顔になります!」と意気込みを語った。
石ノ森作品を読んだことがあるかと聞かれた中島は「『サイボーグ007』が大好きで。島村ジョーとフランソワーズ・アルヌールが早く結ばれないかなって(思いながらのめり込んでいました)」と熱弁。
祖父から手塚治虫の漫画を借りて読んでいたと明かし「石ノ森さんの漫画を見た時に、タッチが手塚治虫さんのものと似ていると気付いたんです。それから石ノ森さんのことを調べてみたら、手塚治虫さんを敬愛していたとわかって、点と点がつながりました!」と興奮気味に語った。
さらに「手塚治虫さんの漫画を読んで、自分で描きたいなと思った」という中島。「小学4年生の時に、A4の紙に『おやじぼうけん』というオリジナル漫画を描いていたんです。1枚の紙で1巻で、全7巻。
一人のおやじがもう一人のおやじと出会って戦い、友達になるんです。そしてタッグを組んで、“おやじ四天王”を倒しに行く。そして“究極のおやじキング”に立ち向かうというお話なんですが。久しぶりにおじいちゃんの家に行って、また読もうかな(笑)」と漫画愛をあふれさせた。
ドラマの中で漫画を描くシーンがある際には「クオリティーに雲泥の差がありますけど(笑)、石ノ森さんが描いたタッチを再現していきたいと思っています」と力強い笑顔を見せた。
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