連日熱戦が繰り広げられている2010 FIFAワールドカップ・南アフリカ大会。A組では強豪フランスと、開催国の南アフリカがグループリーグで姿を消し、ほかの組でもイングランドやドイツなどの強豪国も苦戦するなど、番狂わせが続いてる。
そんな中、日本代表は14日のカメルーン戦に1-0で勝利すると、19日に行われた優勝候補のオランダ戦でもウェスレイ・スナイデルのゴールで0-1と敗れたものの健闘を見せた。日本の所属するE組は、現在、2勝のオランダが勝ち点6で1位、日本はデンマークと並んで1勝1敗の勝ち点3、得失点差で日本が2位となっており、2敗のカメルーンは決勝トーナメント進出の可能性がなくなった。グループリーグ突破を懸けた24日(25日午前3時)のデンマーク戦で、日本が勝てばもちろん、引き分けでも決勝トーナメント進出が決定する。
24日(木)にデンマーク戦を控えた日本だが、放送する日本テレビの石澤顕編成局長は「“岡田ジャパン”の奮闘により、第3戦はグループリーグ突破の最も重要な1戦となりました」と注目度が高い試合であることを挙げた上で、「視聴率は前回のドイツ大会の『日本×ブラジル』を上回る数字(平均28.5%)を期待しています!」と力強くコメント。デンマーク戦は夜3:30の試合開始と夜中の放送となるが、ドイツ大会のブラジル戦でも夜3:30からの放送で22.8%(NHK総合)、翌朝5:00からの放送で37.2%と高視聴率をマークしており、今回の放送の視聴率も高い数字が期待されている。
また、これまでのワールドカップでの日本戦は、NHK総合、テレビ朝日系、フジ系の放送しかなく、日本テレビ系での中継は初。石澤編成局長は「日テレ初の日本戦中継で、ベスト16への歴史的な1戦を全社を挙げて全力で応援します」と日本代表にエールを送った。
日本テレビ系では、デンマーク戦の直前に特別番組を放送することも決定。元日本代表の中田英寿氏が現地から生出演し、東京のスタジオでは、MCを務めるタカアンドトシのほか、ゲスト解説として元日本代表監督・フィリップ・トルシエ氏も出演し、日本代表を分析する。
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