橋本良亮と河合郁人の恋人役・山下リオ、「2人ともアプローチの仕方が違うのが面白い」

2018/07/11 07:15 配信

芸能一般 インタビュー

今後も舞台で活躍したいと明かす


女性たちがうらやましく思ったりする役どころです


――脚本・演出を手掛けられた木村信司監督は、すごく熱い方だと聞いたことがあります。一緒にお仕事されて、いかがでしたか?

ちょっと変わった部分をお持ちの熱い方ですね。はじめてお会いしたときから、この人は信頼していい人だというシンパシーみたいなものを感じました(笑)。そこがまず一番大きかったですね。私が心配する前に、言葉で説明してくださるんです。

だから、最初の方は休憩中とかにもお話しさせていただきました。こちらが聞いたことに対しては全て回答が返ってくるので、そこはすごく安心していました。

――木村監督から、アネモネを演じる際のリクエストはありましたか?

それが、なくて…。私は原作を読んで、アネモネが大好きになったんです。だから原作に近づけたいと思っていたんですけど、最初に稽古場に入ったときに、「全部とっぱらえ! 何も作るな!!」って監督に言われて。

私がふと座ったり、立っていたりすると「それだよ、アネモネは!」みたいな感じでよく言われましたね。自分ではあまり、よく分かっていなかったんですけど(苦笑)。だからあまり飾り立てずに、素直に感情と本能に従って現場にいます。

――山下さんそのものがアネモネなんですかね…。ところで、アネモネはどういう人物ですか?

小説の中にもあるんですけど、アネモネって絶対不幸になるはずなのに、女性たちがうらやましく思ったりする役どころです。とことん素直だから、私も彼女に憧れる部分がありますね。

それこそ大人になるにつれて、愛想笑いをしなきゃいけないとか、世間を気にする目が生まれてくるんですけど、アネモネにはそれがないんです。直感で「キク好き、だから一緒にいる」みたいな。そういう素直さに引かれます。