小峠英二、今の若手芸人に思うこと「ネタがすごくしっかりしてる」

2018/08/01 06:00 配信

バラエティー インタビュー

(写真右から)進行役・小峠英二、ピン芸人のシオマリアッチ、川井、ゆーびーむ☆(C)TBS


有田さんは、めちゃくちゃ勉強になります


――小峠さんから見て、MCの有田さんはどんな方ですか?

有田さんは頭の回転が速いのはもちろんですけど、全くこちらが想像していないところからの切り込み方をされるんですよね。

「そことそこ、戦ってみて」とか再試合をさせたり、明らかに勝つと思われるコンビと違う方を勝たせたりとか(笑)。切れ者という感じなんですかね。

あと、とても優しいです。情が深いといいますか。オーディションをして合格させた人たちが「有田ジェネレーションズ」になっているので、それに対して責任を持っている。

一人一人に、きちんと愛情を持っているのはすごいと思いますね。

だからこそレギュラーが10数組という深夜番組じゃ考えられない多さになってしまって、今も自分の首を締めているんですけど(笑)。

この前(7月3日放送)の総選挙も、結局1人しか削れてないですからね(笑)。でもこれも有田さんらしい。

――先ほど有田さんは“切れ者”というお話がありましたが、これまでで一番驚いたことは?

何だろうなあ…でも単純に、“再試合”とかですかね。初めて聞いたときは、そんな発想があるんだとちょっと感動したのを覚えています。

僕だったら意地でもどちらかに決めなくちゃいけないんだろうなってなるところを、やっぱりあの人の自由な感じで、再試合をするという。面白かったですよ。めちゃくちゃ勉強になりますね。

――進行を務めるに当たって心掛けていることは?

普通に面白いネタがあって、普通にダメ出しする分には問題ないんですけど。たまにね、訳分かんねぇやつが出てきたときとかも行かなくちゃいけなくて、それが年も年なのでしんどいですね(笑)。

そういうときって何言おうとか考えずに行ってるから、初回からずっと変わらず大変です。出て行って結局僕も何も出てこなくて、2人とも“死ぬ”ってこともありますからね(笑)。

――勢いのある若手芸人が頑張っている中で「俺もそんな時代あったな」と感じることはありますか?

そうですね。まだお笑いで食べられるようになる前、月1回テレビ出演があるかどうかくらいのときは、多分あんな感じだったんでしょうね。

よく分かんないまま出て、とりあえず頑張って発言して、でもうまくいかずに撃沈…みたいな。

オーディションに来て、勝ったら次の週からレギュラーになれる。毎週とりあえずテレビに出られるのは、本当に大きなチャンスだと思います。

6、7年前とかになりますけども、僕が若手の頃はここまで手っ取り早く、レギュラーになれる番組は今考えるとなかったですね。単発ではありましたけど、毎週出られるというのは多分なかった。

そう考えると、やっぱりすごいチャンスですよね。

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