「グッド・ドクター」は、これまで各局がヒット作を生み出してきた「医療ドラマ」というジャンルに新たな風を送り込む作品だ。
舞台は、ドラマで取り上げられることの少なかった「小児外科」の現場。小児外科医は現在、圧倒的に数が不足している。2016年の厚生労働省資料によれば、国内の医師304,759人のうち、小児外科で働く医師は802人。割合にして0.3%にすぎないという。
小児外科医が少ない理由はさまざまだ。相手が子どもで長時間寄り添う必要があることや予想外の事態が起こりやすいこと、親から訴訟を起こされる可能性が高いことなどから勤務は過酷。また、多くの人手や年齢に合った器具をそろえなければならないなど採算をとることも難しく、「小児外科」自体を設置していない病院も多いという。
今回、山崎は実際に小児外科を訪問。「壁にジブリの絵が貼ってあったり、手術するときにディズニーの音楽が流れていたり。子どもたちが『病院って嫌なところじゃない』っていう気持ちでいられるような工夫があって、先生たちも患者さんやその親御さんとコミュニケーションをとっていて、優しい人たち、という印象でした。素敵だなって」と印象を語る。
「ドクターX」シリーズ(2012年ほか、テレビ朝日系)や「ブラックぺアン」(2018年、TBS系)など、医療ドラマといえばスリリングなオペが見どころの一つだが、本作はそんな医療ドラマのセオリーとは一線を画し、患者と医師の心の機微をメーンに据えている。
コミュニケーションに難しさを抱える湊というキャラクターの成長、そして、山崎が現場を目にして感じた小児外科医療の持つ“優しさ“も、その「患者と医師の心の機微」を際立たせる。
放送開始にあたり、山崎はある使命感を口にする。「日本の小児外科の現状を知ってもらって、少しでも小児外科医っていう場所がもっといい方向になるように、そんなメッセージを届けたいなって。ドラマを見て小児外科医を目指す人が増えたり、小児外科医が増えたり、そんなふうになればいいなっていうくらい、気持ちを込めて演じたいなと思っています」
これまでの医療ドラマの主人公とは異なる、“ピュアで優しいまなざし”を持った青年が作り上げる、新たな医療ドラマに注目だ。
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