――普段の浜辺さんはとても落ち着いた雰囲気なので、月川監督は最初不安がっていたそうですが?
「戸惑いがあると演技に出ちゃうと思ったので、台本を開く前に羞恥心を捨てて、変顔でも何でも来いと思ってやりました。監督が不安がっているといううわさも聞いていたので、その不安を吹き飛ばしてやろうと。でも、(変顔をする時は)小さい頃から培ってきた浜辺家の血が騒ぎました。家族も結構こんな感じなんです(笑)」
――意外過ぎます(笑)。あゆはが恋に落ちる弘光先生を竹内涼真さんが演じられました。竹内さんの弘光先生はいかがでしたか?
「最初に本読みをさせていただいたのですが、何度も掛け合いをしていくうちに雰囲気やセリフの言い方がどんどん弘光先生になっていった、という印象でした。竹内さんは優しくて面白いお兄さんだったので、とても楽しく撮影できました!」
――浜辺さんの中で印象に残っているシーンは?
「数学準備室でのシーンです。弘光先生とクラスメートがいるシーンで、あゆはが大暴れと言いますか、いろんなパロディーをしたり、ずっと喋っているというシーン(スカウターを付けて、『ドラゴンボール』の孫悟空のせりふを言うシーン)なんですけど、リハーサルをたくさんしたので、印象に残っています。時間を掛けて作り上げたシーンだったので、ぜひ注目して見ていただきたいです」
――クランクアップを迎えた時はどんな気持ちでしたか?
「本当にあっという間で…。どのシーンも明るく、スピード感があって、面白い掛け合いのシーンが多かったので、毎日どうしようかと必死に考えていたな〜と撮影期間を振り返ってしまいました」
――最後に見どころを教えてください!
「私はもともと原作コミックスとあゆはというキャラクターが大好きだったので、マンガと同様に、弘光先生やアオちん、虎竹との掛け合いの面白さを観ていただきたいです。虎竹もアオちんもすごく面白いんですよ! 映画版でも幸田もも子先生が描く、漫画の世界がしっかりと広がっていると思います。
それから、気軽に作品世界に入り込むことが出来る作品だと思いますし、とても楽しい気持ちになれる映画でもあると思いますので、ぜひご覧いただきたいです!」
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