angela・atsuko「15周年ライヴ」は「本当に幸せな時間でした」

2018/07/14 12:00 配信

音楽 インタビュー

デビュー15周年を迎えた2人


atsuko「『会場の魅力を最大限に引き出してくれた』と言われ、うれしかった」


KATSU:この河口湖ステラシアターは、日比谷野外大音楽堂などと比べてしまうと知名度の低い会場だと思うんです。やはり都心から日帰りでギリギリという距離もありますし。ただ、ここで1度でもライブをしたアーティストはその後何度もライブをするようになる、それだけの魅力がある、といううわさを聞いていたんです。実際、僕らも13周年の時に初めてここでライブをした(※「デビュー13周年記念☆拡大版 全部が主題歌ライヴ!!」2016年開催)のですが、全てが味方になってくれるという素晴らしさを実感しました。

それは、専用電車を走らせてくれたり、駅に垂れ幕を飾ってくれたりと、町全体がアーティストにすごく好意的でウェルカム状態なんです。ライブでの火薬や火の使用も、一応の制限はあるのですがその範囲内なら何をやってもよくて。こちらからの「○○はできますか?」といった提案もどんどん受け入れてくれますし、僕らも他の野外ステージ全てを知っているわけではないのですが、日本で一番すごい野外会場だと思いますね。

今回、会場までの電車のアナウンスもやらせていただいて。最初は「ご乗車ありがとうございます」みたいな感じでしゃべっていたのですが、だんだんとエスカレートしていき「それでは次の曲です。みんなで歌ってください」と言ったら本当にみんなで大合唱になりましたね(笑)。公共の乗り物で歌を歌うなんてカオスな光景ですが(笑)、それすらも許してくれる、ステージだけではなくそこに集まるまでの環境も含め、ステラシアターはすごいと感じました。理想が叶うステージです。

atsuko:ライブ後には、会場を管理されている方とお話しする機会がありました。その方はステラシアターで行われた数々のライブを見ていらっしゃると思うのですが、「この会場の見せ方や使い方を、これまでで一番、最大限に引き出してくれたライブでした」と言われ、すごくうれしかったです。オープンから20年以上経っている会場ですが、ステージ後ろの広場までもセットの一部として利用する方はあまりいらっしゃらなかったらしく、「設計者が描いた『こうあってほしい』というものを全てやってくれたのがangelaさんです」と言われたので、感無量でしたね。

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