スタートしたと思ったらあっという間にアンコールへ。アンコールといったら2曲が関の山。
ここまで「逆光×礼賛」も「純愛カオス」も「TIME」もなかったなぁ…聴きたいなと勝手に思っていると、メンバーがライブの感想を語るMCを挟んで、「One Day One Life」の優しいメロディーと歌声が響いてくる。
もうイントロから自分は何を勝手なこと考えていたんだ…と恥ずかしくなるくらいの空気が容赦なく包み、高嶋リーダーを筆頭にステージの全員から「これしかないのよ」と言われているような(※思い込み)パフォーマンスがそこにはあった。
そうするともうラストはあれしかないと、ワクワクしていると、もちろんとばかりに先代TPDの代表曲の1つ「WEEKEND PARADISE -Rearranged ver.-」のダメ押しが始まる。
サビの盛り上がり方をそれぞれ個性的な言葉と共にレクチャーした後は、最後の最後まで全身全霊の力を込めて、TPDの6人はライブを楽しんだ。
メンバーが去った後も、しばらくライブの余韻で会場の空気が形のない大切なものに包まれていた。
終演後にあいさつさせてもらった際、偉そうに「神セトリでした」と言ってしまったが、どうしてもそう言わずにいられない先制、中押し、ダメ押しの完璧に計算されたセットリスト。
そして素人目に見てもメンバーそれぞれのパフォーマンス力が確実にレベルアップし、ビジュアルもどんどん美しくなっているような気がする。
もともと興味があったので、ライブ取材は仕事だと思いつつも楽しみ半分で「半分、仕事。」だったのが、今はもう「ほとんど、趣味。」のような感じだ。
って、そんなことを書いていたら上司に後ろから肩をたたかれてゲームセットになってしまいそうなので、これ以上は自粛しよう。
取材・文=人見知りシャイボーイ
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