“学生ロボコン”小島瑠璃子が見た熱き戦い「あの子たちに寄り添わなければ!」

2018/07/15 09:15 配信

芸能一般 インタビュー

フィールド上空には巨大スクリーンが!


会場では新たな試みも


会場では、ハッシュタグを付けてツイートをするとフィールド上空の巨大ビジョンに映し出されるという、大会初の試みも行われた。応援や感動を伝えるコメントの他、ユニークなロボットへのツッコミが映されると、観客席からは笑いが。Twitterトレンドの1位も獲得していた。

そんな白熱した試合と一体感のある観客席・応援団の様子を、ロボコン応援団として小島瑠璃子が取材。大会の進行を務めると共に、生の声をレポートしていた。

大会終了後、小島にインタビューを敢行。応援団を務めた感想やテレビ放送の見逃せないポイントを聞いた。

「ロボコン」応援団長の小島瑠璃子にインタビュー


──白熱した大会でしたが、今の率直なお気持ちをお聞かせください。

怒濤の一日でしたね! 試合を見ていて良かったなと思ったのは、学生たちがこの大会で、自分たちのロボットに込めた“こだわり”を披露しようとしていたところです。自分たちが追究した綺麗な投てきを、お客さんに見せたいという思いが強いんですよね。勝敗はもちろんありますが、決勝トーナメントに進めなかったチームでも、プロ意識が高くて素晴らしいなと思いました。

技術面で言うと、“完璧”を追究した東京大学は、本当にすごいと思います。無駄が全く無くて、世界大会でも東京大学より早いマシンがあるのが思い浮かばないほどでした。みんなの代表になった東京大学には、ABUロボコン(ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト)でも頑張ってもらいたいです。

──小島さんは学生たちへのインタビューもされていましたが、個性的な学生が多かったように思います。

そうですよね!オタク気質というか、目の前のロボットに対して一筋になっている姿を見ると、応援したくなります。

──特に印象に残っている学生はいますか?

センサーの誤作動で予選敗退が決まった大阪大学の学生たちが、試合後に流した悔し涙が忘れられないです。「あの子たちに寄り添わなければ」と思って、試合の後すぐに会いに行ったんですが…。やはり10カ月間、いろんなことをクリアして、毎日ちょっとずつちょっとずつ追い求めてきたものが、本番で出来なかったのはあまりにもつらいですよね。スポーツでも受験でもそうですけど、「一発勝負」の中にある無情さみたいなものが、大会の中にも凝縮されていたと思います。

──では最後に、放送でご覧になる方へ向けて、見逃せないポイントを教えてください。

一人ひとりがロボコンに懸けてきた熱量は、見ていただければすぐに伝わると思います。それから、ロボットの開発も大変ですが、「シャトルコック」の研究もみんな一生懸命にやっていましたので、そのあたりにも注目していただければと思います。

これは学生たちの“人間ドラマ”なのだと思います。技術力の戦いだと思われがちですが、それだけではありません。東京大学も悪条件の屋外で何度もテストを重ねて当日を迎えているわけですし、そうした大会の背景にあるチームの“プランニング”も感じてもらえればと思います。