オリジナルのアニメを制作するテレビ東京のアニメ枠「アニメノチカラ」第3弾作品の「世紀末オカルト学院」が7月5日(月)から放送スタート。キャストの日笠陽子、水島大宙、高垣彩陽、花澤香菜、子安武人、茅原実里、小林ゆうがアフレコ収録に臨み、作品について語ってくれた。
同作の背景は1999年、長野の松代町に実在する皆神山に、架空の“オカルト学院”こと私立ヴァルトシュタイン学院があるという設定。オカルトが大嫌いな神代(くましろ)マヤ(声:日笠)、2012年から来た自称“タイムエージェント”の内田文明(ふみあき)(声:水島)ら生徒たちが、さまざまな怪奇現象に遭遇しながら文明のタイムスリップの謎を明らかにしていく。
作品について日笠は「オカルト学院に隠された謎や、個性豊かなキャラクターのやりとり、マヤたちに迫ってくる魔物や謎との戦いなど、盛りだくさんの作品」と紹介。生徒の黒木亜美を演じる高垣は「怖いシーンもありますが、'99年という時代の懐かしさにくすっと笑えるところもあり、“オカルト”だと構えずにいろいろな方に楽しんでいただける作品なのかなと思います」と語った。
生徒の成瀬こずえを演じる花澤も「オカルトは苦手ですが見られました。オカルト的なことを信じたくないわたしとしては、オカルト嫌いのマヤが何かを見つけてくれるのを毎回楽しみにしています」とコメント。教頭の川島千尋を演じる小林は「キャラクターみんなが個性的で、いろいろな立場からいろいろな行動を起こすところが楽しい。あっけらかんとした雰囲気があるのも好きです」と作品を分析した。
水島は自身が演じる文明について、「一言で言うと僕。文明は“ふみあき”なのに“ぶんめい”と呼ばれていて、僕も大宙で“たかひろ”なのに“だいちゅう”と呼ばれているところが重なります。ヘタレなところも、まんま僕です」と笑いながら明かした。茅原はそんな文明を癒やす、松代町の定食屋の看板娘を演じるが、「せりふには言い慣れない言葉が多く、かまないように必死です。ハードルの高さを感じています」とオカルト用語に苦戦していた。
また、子安は自身が演じるJKについて、「ダウザーという役どころであること以外は、現在のところ分かりません。今後明かされるのでしょうか?」と疑問だらけの様子だった。
本作は「サマーウォーズ」('09年)「時をかける少女」('06年)で細田守監督の助監督を務めた伊藤智彦氏の初監督作品となる。水島は「伊藤監督は僕よりも若い32歳! そういう時代なんですね」と衝撃を受けたよう。JK役を監督自身からオファーされたという子安は「いまだに僕のJK役に何を期待されているのか分かりません。いつかその辺の話をしに来てくださるはずだと信じています。ぜひとも声を掛けてください」と逆オファーしていた。
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