また、本作の監督を務めるのは福山主演の「ガリレオ」シリーズなどで確かな演出力を発揮してきた西谷弘。
西谷監督は「珠玉のラブストーリーであると同時に、要の一つとして、主人公が奏でるクラシックギターの旋律があります。
初共演の二人がどんなハーモニーを奏でるのか。まるで指揮者のような思いで今から心躍らせています」と心境を明かす。
出演に当たり、福山は「『それでも、人は人を愛さずには生きていけない』。長く余韻が残る読後感でした。恋愛する、恋愛しないにかかわらず、どんな生き方も許容する現代において、『愛』とはどのような意味を持つのか?
人が人を必要とするその時に名付けられる『愛』という感情。目には見えない無形の感情を、今作は可視化出来るのではないかと感じています」と力強く語った。
再びタッグを組む西谷監督については「信頼する西谷監督の元で、深く原作に引き寄せられ、まさに洋子そのものが身体に宿っておられるであろう石田さんと、蒔野聡史として向き合えるよう頑張ります」と期待を込めた。
一方、石田は「こんなふうに人を愛せたら…そんな気持ちで一気に読み終えた『マチネの終わりに』の映画化に参加できることに心震える思いです。初めてご一緒する西谷監督のもと、そして初共演の福山雅治さんと共に、この素晴らしい物語の中に生きることはこの上ない喜びです」と、本作への参加について喜びを表す。
また「私の演じる小峰洋子という女性は、人としても女性としてもこのようでありたいと憧れるような存在で、この役を演じることに背筋が伸びる思いです。
かつてこんなラブストーリーがあっただろうかと思うほどこの物語は多面体で、知的で社会的でもあります。人を愛するということの素晴らしさと切なさがほとばしっている物語。緊張もしますがクランクインが楽しみでなりません」とコメントを寄せた。
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