――今回の企画で、池上さん自身が知りたいと思ったテーマはありますか?
池上:それぞれの国の教育制度ってそれぞれ異なりますし、みんながみんなああいった(海軍兵学校のような)教育をやっているわけじゃないですよね。
だけど、それぞれの国の“今”を見るときに、「こういう学校があるんだよ」ということを知る。それで、“今のその国のある断面”が見えてくるということだと思うんですよね。
――番組を見る子供たちにはどう受け取ってほしいですか?
加藤:今回は、リーダーを通してそれぞれの国を見ていくとか、この人がどういう発言をしたとかを学びます。
“発信力”というワードも飛び出しましたけど、いろんなメディアを通して、トップの人たちが言葉に直接触れる機会が多い世代だと思うので、番組を通して、この情報過多な時代に自分たちで判断する、吸収する、選択する、という一つのきっかけになってくれたらうれしいなと思いました。
また、世界のリーダーが、どう育ってきて、この人が今やっていることは、どういう過去があって、どういう思いでやっているのかを知ってから、今後の発言を聞くと、「もしかして裏にはこういうことがあるのかな?」という見方もできるのかなと思います。そういうきっかけになったらうれしいです。
池上:やはり、今回紹介するいろんなリーダーは、非常にキャラが濃く、みんながその在り方すべてを手放しで評価できるわけではないんですよね。
だけど、なぜ国民から支持されるのか、とか、一国を率いるリーダーってどういう力が必要なのかということを、見る人それぞれが考えてほしいと思います。
さらにいえば、日本のリーダーはどうあるべきなのかということを考える最初のきっかけにしてほしいです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)