――視聴者の方へメッセージをお願いします。
池上:いろんな国のリーダーや指導者、大国の思惑みたいなことは、いろんな番組が取り上げていますよね。でも、「そこの国の子供たちが一体どう見ているのか」というのは、非常に新しい切り口なんじゃないかと思います。
今回スタジオに集まってくれた子供たちは、日本に住んでいます。つまり、自分の生まれた国ではないところで異文化に触れることによっていろんな物の見方が、成長したというわけです。その国に生まれて、ずっとその国にいるだけでは見えてこない“力”っていうものが付いてくる。
そういう観点で見てほしいし、とかく今、「内向きだ」といわれる日本の若者たちも、もう少し世界に目を向けてほしいなと思います。
加藤:池上さんが先程、「今のその国の断片を知る」とおっしゃっていましたが、それは、未来を想像する、予想することにつながってくると思います。
若者の意見も番組にたくさん入っているので、親子そろって見ていただけたらうれしいです。
池上:家族で見てほしいですね!
――ちなみに、今年は平成最後の夏といわれていますが、「伝える側」のお二人にとって、どんな位置付けになりますか?
池上:いや、何にもありません。
加藤:私は、昭和生まれなので、平成の人たちのあなたたちもこっちの仲間に来たぞ、と。「(これまで昭和世代が言われていたように)あ、平成なんですね」みたいな時代が来るのかという気がしますけど、特別何か「今年が最後だから」というのはあまりないですかね。
池上:そうですよね。次の元号になるとね、「ああ、加藤さんも池上さんも同じ昭和なんですね」って(言われるくらいのことです)。僕ら同じ世代ですよ。
加藤;そうでした(笑)。私たち、昭和コンビですね!
池上:そうなるんですよ。昭和のコンビでございます!(ペコリと頭を下げる)
加藤:(笑)。
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