6月26日、NHK総合で9月に放送予定の土曜時代劇の新シリーズ「桂ちづる診察日録」に出演する市川由衣、高嶋政伸、キムラ緑子、三宅裕司が都内で取材会を行った。
同作は1825年の江戸・神田を舞台に、開業半年の若き女医・桂ちづる(市川)の 活躍を描く愛と涙の診療日誌。華岡流の麻酔外科手術を修得し、シーボルトにも 学んだ蘭方医だが、治療費はある時払いの催促なしという人情あふれる“女赤ひげ”。また、牢屋敷の女囚を担当する牢医師を拝命し、罪を犯した女性たちの治療から、その半生にも関わっていく。
市川は「時代劇は初めてです。何から何まで初めてで、こうやってカツラをつけるのも、袴をはかせていただくのも初めてです。毎日本当に勉強の日々で、ベテ ランの皆さんに教えていただきながら、ひとつひとつやっています」と初めての現場に戸惑いながらも奮闘している様子。また、ちづるは柔術を身につけ、自分や人の身を守る役。「合気柔術をしてお兄ちゃんを助けるというシーンがあります。わたしは運動神経がよくないんですけど、半年くらい道場に通わせていただきました」と市川の格闘シーンも見どころとなりそう。
ちづるの兄・桂陽太郎を演じる高嶋は「陽太郎という役はお人好しなんですけど、ケンカが弱く、いい加減でどうしようもない兄貴を楽しみながらやらせてい ただいてます。現代よりもはるかに物質的に劣った時代に、人と人のつながりを大切にしながら病を治していくという、そういう姿が強く描かれているところが 感動を呼ぶドラマだと思います」とコメントした。市川について「素晴らしい女優さんだと思います。(ドラマ同様に)引っ張ってもらっていますので。このドラマのためにお酒も断っているらしいですよ(笑)」と意外な暴露話で笑いを誘った。
ちづるの父親代わりの酔楽を演じる三宅は「時代劇は本当に久しぶりで、しかも専門用語なんかも出てきまして、説明することが多く、セリフが長くて本当に 困っております(笑)」と開口一番不満を明かす。しかし「あとはスタジオの画がキレイです。本当に丁寧に撮っていただいてますので、その分、セリフを何回も言わなきゃならないこともありましたが、映像の美しさで、そういうのも良かったなと思えるようになりました。本当に完成が楽しみな作品です」とフォローしつつ見どころを語り、会場を沸かせていた。
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