時は1997年。バブル崩壊後、末期的な危機に陥った日本の金融業界。銀行もまた膨大な不良債権を抱え、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされていた。
そんな中、大手銀行のひとつである三葉銀行は、回収困難な不良債権を投資会社に一括でまとめ売りする“バルクセール”を実施。日本初となるこの試みを担うこととなった三葉銀行・資産流動化開発室の室長・芝野健夫(渡部篤郎)は、その席で外資系投資ファンド「ホライズンジャパン・パートナーズ」の代表・鷲津政彦(綾野剛)と対面する。
終始緊張感が漂う硬派なドラマ…かと思いきや、中川Pは見どころの一つとして鷲津が芝野と対面するシーンを挙げる。「他のシーンでは激しく熱狂的な鷲津が、このシーンでは相手側がホッとしてしまうような、柔和な表情を見せます。撮影現場で見ていて、『鷲津もこんな表情をするんだ』と発見でした」と振り返る。綾野の行き届いた芝居にも注目だ。
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