安達祐実がドラマ「婚外恋愛に似たもの」で“見られる側”から“見る側”に! アイドルファンの気持ちに納得

2018/07/20 19:00 配信

ドラマ インタビュー

「本当に元気をもらえるし、心がすっとするドラマ」と作品の良さをアピール


――原作が宮木先生ですが、映画「花宵道中」(2014年)とは作風が結構違いますが。

原作を読んだときに全然違うなってびっくりしましたし、宮木先生の幅の広さに驚いたんですけど、どっちも描けるってすてきなことだなって、物事をいろんな面から捉えられるっていうのがすごいですよね。今回のドラマは全然テイストが違うから、本当に同じ原作者だとは思えないぐらいの違いがあるんですけど、両方の面で出演させてもらえて本当にすごくうれしかったですね。

――出演しようと思った決め手はありますか?

まず、ストーリーが面白そうだということと、キャストの方たちを見て、ここの中に入れたらすごく楽しいだろうなって思えたことと、あとは宮木先生だったので、ご縁があるんだなって思って、とにかくいいドラマになるだろうっていうのが最初の段階で分かったので、すぐ決めました。

――今回はアイドルオタクという役柄ですが、役作りで大変だったことは?

スノーホワイツのステージをみんなで見に行くシーンがあったんですけど、みんなで言ってたのは「私たちにはもう黄色い声が出せない」っていう(笑)。エキストラの方たちは、それぞれのファンの方たちが来てくださったので、見事な黄色い声を出せているんですけど、その高さまで持っていけないよねっていう話をしていました。

何とか乗り切りましたけど、シーン前にみんなで声だしみたいなものをやってたんですけど、「無理だな」って(笑)。

――実際のライブシーンを見てみて

すごくいいなって思いました。子供のころから芸能界が身近過ぎて、芸能人の方に憧れるみたいな気持ちはなかったんですけど、今回やってみて、スノーホワイツの皆さんはステージにいて、自分たちは客席にいるっていう撮影だったので、ステージの上でキラキラしている人たちに夢見るっていう気持ちが初めて分かったなって思いましたね。

芸能人は身近な存在だったので、「成る程な」って思いました。これだけたくさんの人たちを魅了するその輝きって、どういうものなのかなって思ってましたが、実際に見てみて格好いいですし、すてきだし、練習したり、いろんなことがあったんだろうなって、そこに至るまでのことを想像すると応援したくなるっていう気持ちがすごく分かりました。

子供のころから芸能界で活躍しており、芸能人に憧れるという感覚が分からなかったと語るが、今回の撮影でようやくファンの心理が分かったと言う


――監督からの要望はありましたか?

瑠東(東一郎)監督からは、山田って普通の主婦だけど普通じゃなくていい、普通ということを意識しないでいいって言われていたので、普通の主婦だったらということを考えずに、逆に自分だったらということを考えていました。娘がいるという共通点もあるので、娘とのシーンは普段私が娘と接しているような雰囲気になったかなって思いますね。

――栗山さんなど、共演者の印象は?

江口(のりこ)さんと、富山(えり子)さんは「海月姫」で共演させてもらったんですが、こんなに早く共演できるとは思わなかったね、っていう話をしました。栗山さんと平井さんは初めてだったんですけど、割とみんなフラットな感じというか、受け入れ態勢が万全にできている人たちの集まりだったので、初めてっていう感じではなかったですし、お互いすごく緊張しているっていうことでもなく、自然な感じでインできたので、この5人でよかったなって思ってます。

何を話したかってこれといって別に、年齢的にも恋バナをキャッキャッする感じでもなかったんですけど、女子校みたいな雰囲気もありつつ、すごく楽しく撮影してましたので、仲の良さが画面から伝わればと思います。