――甲斐さんは前作「覚悟はいいかそこの女子。」(TBSほか)、前々作「花にけだもの」(フジテレビ)と学園ものが続いていたので高校生役のイメージが強いのですが、今回は高校生とはかけ離れた役ですね。
今回は特に年齢の設定がないのですが、大学生くらいですかね。そんなに明るくない役が久しぶりです。「覚悟はいいかそこの女子。」とかは、かなり元気キャラでしたからね(笑)。今回の梨本は割と落ち着いていて、等身大に近いような気がするので演じやすいです。とにかく、標様を持ち上げるために何でもするんです!
――“標様”なんですね(笑)。
そうです! 台本にも「オレたちの標様」って書いてあります(笑)。取り巻きが全員で、標を王様扱いしています。みんな生き残るために必死です。
――原作を読んだことのない方もいらっしゃると思いますが、本作の見どころはどこでしょうか?
僕も出演が決まってから漫画を読んだのですが、面白くてすいすい読めました。だから割と時間が立つのが早いドラマだなと思います。命を張っているので緊迫したシーンが多い一方、ケンドーコバヤシさんが笑わせてくれるシーンもあります。そういう意味では、グッと気が引き締まるシーンもあり、息抜きできるシーンもあって、バランスが取れていて見応えがあるのではないかと思います。CGもふんだんに使っていて、ストーリーも原作に忠実ですし。
――今後、梨本がどう個性を出していくのかも見どころだと思うのですが…。
多分、梨本は勉強の偏差値はいいと思うんです。ただ、人間的な偏差値はどうだか…。IQが問われるゲームなので、そこを楽しんで見てもらいたいですね。人間の私利私欲、根底にあるものが見える面白いドラマになっているので、現状コバンザメ状態の梨本の今後の成長に期待ですね。
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