KinKi Kidsとして名実ともに輝かしい経歴を持つが、ソロ活動も積極的に取り組んでいるのも特徴だ。2人がそれぞれの分野で、妥協することなく新しいものを作り出し、そして追求する姿がある。
舞台で主演、脚本、ステージ演出など幅広く手がける光一。2000年の初演から19年連続で続く舞台「SHOCK」シリーズは帝国劇場で単独主演回数1600回を超えた。
リボンフライングや、階段落ちは劇中の名物として知られている。ロングラン上演だけにこれまでトラブルがなかったわけではない。上演中に舞台セットが倒れたり、装置のトラブルでけが人が出たこともあったが、翌日には舞台を再開した。劇中でも描かれている“Show Must Go On(「何があってもショーは続けなければならない」「前を向いて、進んでいかなきゃいけない」)”の精神を体現してみせた。
また、コンピューターには頼らず人力にこだわる光一。海外のフライングは自動制御が主流だが、光一は採用しないという。その理由は、いざという時に制御が利かなくなるから。暗に機械的なものを否定しているのではなく、音響の装置、照明、個人的にF1、車好きとしても知られる光一。深い知識を持つからこその判断といえそうだ。
7月27日からスタートする舞台「ナイツ・テイル-騎士物語」では、舞台俳優で「ミュージカル界のプリンス」とも称される井上芳雄とW共演を果たす。演劇界を牽引する実力派俳優がタッグを組み、また新たな挑戦がはじまる。