――明るい火賀くんとミステリアスな水本くん。それぞれの目から見て、お互いの人柄が演じる役柄と通じるところはありますか?
重岡:正直、俺は神ちゃんとしろちゃん(水本)は、佇まいや喋り方とかも含めて全然違うかなと思いますね。違う役を演じるのって難しいけど、違和感がなかったからすごいなと思って。でも内面の真っすぐなところは似てるかも。
神山:そうやね。僕は、しげと火賀の性格はすごく似ているなぁと思っていて。アツくて真っすぐで、お調子者みたいなところとか。だからそういうシーンでは、しげの火賀のお芝居はスッと入ってきました。
しげが火賀のキャラクターをしっかり取り込んでいたんで、「しげやねんけど、しげじゃない」みたいにも感じたけど、お芝居もすごくやりやすかったですし、遠慮も全くなかったです。
――ちなみに、重岡さんは、神山さんとしろちゃんは全く違うと仰っていましたが。
神山:あまり発言しないところは、似てるかな。俺もそんなベラベラ喋る方じゃないんで。秘めている感じですかね。
重岡:でも、神ちゃんは急に“金八”をやるんですよ(笑)。「静かやなー」って思ってたら、「はい注目―!」って(笑)。
神山:見てほしかってん(笑)。でも、公史郎みたいにあんなにクールじゃないですよ! ただ無口なだけなんです(笑)。
――重岡さんはご自分と火賀は似ていると思いますか?
重岡:方向性は一緒かなと思うんですけど、俺は火賀みたいに人間できてはないですね。誰かのために自分の身を削ってあそこまで頑張れんのかなとは、思ったりします。
――そんな火賀くんと水本くんは対極なキャラクターですが、相手役を良く知るメンバーが演じたことで、演じやすかったりしましたか?
重岡:それはありました。例えばぶつかるシーンでは、俺が胸ぐらをぐっとつかむんですけど、いい意味で遠慮は全くなかったですね。神ちゃんやから、全力でぶつかれました。
神山:確かに。別の俳優さんだと、最初はやっぱりよそよそしくなっちゃうと思うんですけど、そういうのは一切なかったですね。クランクインの時もいつもの感じで、気張らずにやれました。
重岡:火賀としろちゃんは幼なじみの設定やったしね。俺と神ちゃんも十何年も一緒にいるから、幼なじみみたいなもんなんで。
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