8月1日より、全国東宝系にて公開中の映画「センセイ君主」。今作は、竹内涼真演じるイケメンだけどヒネクレ者の数学教師・弘光由貴に、浜辺美波演じるちょっぴりおバカなヒロイン・佐丸あゆはが恋をしてしまう、思い切りポップでキュートなラブコメディー。
ドタバタ劇の中で先生に恋をしてしまうあゆはの純粋さに胸を打たれるのと同時に、佐藤大樹演じる幼馴染・虎竹と川栄李奈演じる親友・アオちんとの友情ストーリーも見逃せない。今回はあゆは役の浜辺と、虎竹役の佐藤による撮影秘話後編をお届け！
――浜辺さんも佐藤さんも楽しく撮影に挑まれていたようですが、お2人だけでなく、皆さんが素を出せる現場だったんですね。
佐藤大樹「座長の(竹内)涼真くんがそういう人だったんです。ふざけるのが大好きな人なので、その雰囲気にみんなが引っ張られていました。エンドロールを見ると分かると思うんですけど、指揮の練習の時も誰よりもふざけてましたし(笑)。楽屋に入ってから出るまで、ずーっとしゃべっていて、すごく明るかったです」
浜辺美波「役は静かな先生でしたけど、現場では本当に明るかったです。一つひとつのシーンで面白さをもっと出せないかとか、すごく考えていらっしゃったので、そういうところも含めて、私も演じやすかったですね」
――指揮のシーン以外で印象に残ってるのは？
浜辺「クラスメート役に面白い方がいたんですよ」
佐藤「加藤くんだったっけ？」
浜辺「確かそうです。すごく面白い方だったんですけど、カメラ位置のチェンジなどでちょっと時間が空くと竹内さんが教壇からすぐに彼をイジるんです。そうすると場がすごく盛り上がって、本当に楽しかったです」
――あゆはとアオちん(川栄)と虎竹は友情で結ばれていますが、実は虎竹はあゆはが好きという思いを秘めていました。あゆはと虎竹にとってのクライマックスシーンもありますが、その撮影はどんな気持ちで望まれましたか？
佐藤「合唱コンクールの後のシーンですよね。あのシーンはオーディションでもやった大事な場面だったので、撮影する前から緊張してました。
監督にも『あのシーンを撮るために虎竹は存在してるから、そこまでに虎竹という人間像をしっかり作ってね』と言われていました。だから、すごく緊張したんですけど、美波ちゃんもすごくいいお芝居をしてくれたので、僕も燃えちゃって燃えちゃって(笑)。結果的にすごく楽しくできました」
――虎竹は女の子から見ると、本当にいいやつだなと思うのですが？
浜辺「本当に！ 弘光派と、虎竹派に分かれてしまうぐらいの二大巨頭でした！」
佐藤「お！ 二大巨頭!!」
浜辺「虎竹の報われない辛さは胸にグッときますし、佐藤さんが本当に素敵な虎竹を演じてくださったので、原作で展開は知っていましたが、本当にグッと来ました」
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