ライバルの中央高校「JETS」の演技を見て、「ROCKETS」の面々はレベルの違いに凍りつく。「JETS」の一糸乱れぬ動きと、輝きに満ちあふれた笑顔は、初舞台直前のわかばたちから自信を奪い、現実の厳しさを突きつける。
いざ本番。メガネっ娘の妙子がミスをしてしまい、フォーメーションもバラつきメンバー同士が次々と衝突、琴はステージ上で怖気づいて固まってしまう。会場では他校生徒などから笑いが起き、「ROCKETS」は何ひとつ思い通りの演技ができなかった。
「私らなんかに、初めからできるわけなかったんやって」とテンションがた落ちの「ROCKETS」が会場を後にしようとすると、太郎が「ほんとにそれでいいんか」と声をかける。
太郎はひとりひとりの名を呼び、いつも突っ走る汐里には「もっと周りを見ろ」、ふてくされ気味の茉希には「テクニックは抜群やけど協調性がゼロ」、わかばには「バカが足りん。もっともっとバカになれ。それがみんなの希望になる」などと的確で愛あるアドバイスを次々と送る。
さらに「おれ“私なんか”っていう言葉がどうしても許せないんや。おまえたちほんとにあきらめていいんか?」と太郎は部員たちを奮い立たせる。「ROCKETS」の8人は気を持ち直すのだった。
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