また、世界的演出家であるジョン・ケアードに一番怒られた人は誰か?と問われると、井上は「怒られるというか、岸(祐二)さん」と言うと、岸も「僕は王なので、威厳を持って立ってないといけないんですけど、光一さんと芳雄くんがシンメでセンターに立っているので、話すときにどうしても感情で動いちゃんです。そうすると動くな」と。
光一も「Don't moveってね」と言い「稽古場では、Don't moveコント始まったってなってたよね」と和やかな稽古場での様子を明かした。
プレビュー公演の初日に、ハプニングがあったと聞かれると「キスをしましたね」と光一。井上も「キスシーンないんですけどね。抱き合うシーンが多いんですけど、顔の向きを決めてたのに、本番のテンションで光一くんの顔がなぜか僕の顔の前にあって」と、再現することに。すると光一が「抱き合うクセってあるじゃないですか」と発言し、会場がどよめく一幕も。そのハプニング後は「2人でポ~ッとしちゃってその後、そのことしか覚えてない」と2人で言い合うと、光一が「その後、その場面なくなっちゃった」と明かし、岸があの日だけは「キス物語ですよ」とオチをつけた。
そんな井上との関係性について「自分としては、みなさんミュージカル俳優で、その中に入らせていただいて、芳雄くんを筆頭に、尊敬するみなさんと一緒にできることが自分にとって光栄で刺激的なので。とにかく芳雄くんの舞台上での存在感がすばらしいものがある。芳雄くんも言ってくれてるのですが、一人で主演を張る感覚とはまた違って、しんどいことは2分割されて、歓びは2倍になる」と光一が言うと、
井上は「結婚式のあいさつみたいですけど」と笑いを混ぜつつ「光一くんは謙虚なので、自分はミュージカル俳優とは…と言いますけど、立派なミュージカル俳優なので、光一くんと一緒にやることで、スターってこういうことなんだ、と思います。輝きや華やかさもあるけど、中身もともなっていて、新しい挑戦も皆さんに見せるというのを隣で見ていて、たくさん勉強になるし、当たり前のように舞台に立っているけど、実はこれは今まではなかったことだし、ちょっと前にはこんなことできないと思っていたことが、今当たり前のようにできているってことが何かすごくうれしい」と光一、そして他のキャストへの思いを語った。
光一はこの公演で、4カ月帝劇に立っていることになり、それを言われると「神聖な場所。素晴らしい俳優の諸先輩方が作り上げた歴史のある劇場ということを絶対に忘れないように、その気持ちだけは忘れないようにステージに立ちたいな、と思っています」と気を引き締めるも井上から「4カ月は長いよ。住んでるようなもんだから、家賃払った方がいいよ」と言われ会場は爆笑に。
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