テレビ朝日系で7月9日(金)にスタートする新ドラマ「崖(がけ)っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な『カネ』の話」の制作発表記者会見が7月7日、都内のスタジオで行われ、出演者の山田優、塚地武雅、小泉孝太郎、田中要次、陣内孝則、渡辺えりが出席した。
同作は、人気漫画家・西原理恵子が壮絶な半生をつづったエッセーのドラマ化したもの。高知のド田舎の貧乏な家に生まれた主人公・絵里子(山田)が、さまざまな困難に立ち向かいながらも、漫画家として成功するために懸命に生き抜いていく姿を描く。
主演の山田は「すごくまっすぐで、熱くてピュアな絵里子を演じていて、わたしもすごく前向きになれるので、見ている人の生きる活力になればいいなと思っています」とコメント。元戦場カメラマン・鴨田を演じる塚地は「エリーの隣に住む男ですので、恋の方はどのようになっていくのかというところが見どころのひとつなんじゃないかと…まぁ、たくさんドラマをやっていますけども、男役がブサイクっていうのは、ここだけだと思います」と卑屈なアピールをした。
ドラマの物語にちなみ、貧乏エピソードを問われた出演者たち。山田は「絵里子を演じていると、わたしは貧乏じゃなかったのかもしれないと思ってしまうのですが、沖縄から上京したばっかりの時は、給料日前になると電車に乗るお金がなくて、歩いて仕事に通っていました」と当時を振り返る。一方、塚地も「お笑いを始めたころってライブが主体ですし…6年くらいは借金まみれで…」と壮絶な体験を語る。すると、雑誌の編集マン・平林を演じる小泉は「せっかく、塚地さんが、質問の流れにそって素晴らしいエピソードを話してくれたんですけど、僕は、まったく(貧乏エピソードは)ないですね」と完全否定。会場は笑いに包まれる中、塚地だけは「腹立つなぁ」と苦笑いを浮かべた。
また、初主演を務める山田に、1話で車の爆発事故で死んでしまう父・正造を演じる陣内は「優ちゃんは、10年前から変わらなくて、初主演という作品に立ち会えるのは、すごいうれしい。現場でも明るくて、主役としての心構えがあったんだと思います。主役を張れるすてきな女優さんになったなと思いました」と実の父親のようなまなざしを見せた。
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