宮野真守に土田大「マモはびっくりするような大スターに」 海外ドラマ「MACGYVER/マクガイバー」声優対談

2018/08/03 12:00 配信

ドラマ


──シーズン1を経て、2人の相棒としての仲はますます深まっていると思いますが…。

土田「2人は相棒なんですがファミリーという側面もあるんじゃないかなと思っています。家族ってどんなことがあっても許せたりするじゃないですか、そういう2人の距離感を表現するのが最初は難しかったかもしれません。でも、今は何も考えずにやれていますね。シーズン1を通して自然とその関係が出来上がってきたと思います」

宮野「一回相手を信じたらとことん信じるというのがお互いにあるんだと思います。実際、物語の中でも彼らが信頼しあっているところが描かれていきますし、話数を追うごとに見えてくるものもあります。それこそシリーズものの良さだなと演じながら感じていますね」

注目はマクガイバーの幼なじみ・ボーザーの成長した姿


マクガイバーは元軍人のジャック、親友のボーザー(ジャスティン・ハイアーズ/声:安田裕)らとミッションに挑む(C)MMXVⅢ CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.


──シーズン2ではマックとジャックにどんな物語が待ち受けているのでしょうか?

宮野「シーズン2にはジャックにまつわる人たちがいっぱい登場してきますね。シーズン1からのつながりもいっぱいあります」

土田「マックとジャックがなぜ今こうなっているのかという出会いのエピソードは印象的ですね。面白いストーリーになっているのでぜひ観てください」

宮野「マックのお父さんの謎もちょっとずつ明かされていきます。そのたびにマックがまた悩んで、迷ってというシーンが多いかもしれないですね。それが静かに伏線として張られていって、マックはずっとモヤモヤを抱えながら大きな任務に向かっていくという、ちょっとミステリアスな展開です。あと、シーズン2では他のキャラクターもフィーチャーされるので、そこが面白いと思いますよ。特にボーザーが面白いんですよ」

土田「ボーザー役の安田裕くんもね、最高に面白いんですよ。今日の取材では安田くんを推してくるよって言ったから、ぜひ言いたいんですけどね。面白いですよ!」

宮野「そう、安田節が。いいキャラなんですよ!」

宮野「全力でやらないとできない作品」


──シーズン2に入って、お二人のやりとりがパワーアップしてきているなと感じる瞬間はありますか?

土田「最初から全開だったからねぇ」

宮野「そう、本当に全力でやらないとできない作品だから」

土田「ある意味、マモ(宮野さんの愛称)が忙しい中でこんなに仕上げてくるんだから、じゃあオレもやってかないとなって。イヤイヤね(笑)。そういう触発のされ方をお互いにしていると思います」

宮野「わぁ、嬉しいな」

土田「だから、手が抜けないですよね。残念ながら(笑)」

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宮野「僕は現場に入って土田さんのジャックを聞いて、そう思ったかもしれないです。僕はどちらかというと吹き替えのお仕事にまだまだ緊張してしまうんですよ。でも、みなさんすごく優しくて、集中力の高い現場だったので、自分の仕事にまっすぐ向かっていけたんですが、そんな中で土田さんがもう声もかれるぐらい、毎話毎話全力を出して、今まで聞いたことのない声でジャックを演じていたんですよ。“知らない土田さんがいる”って思いました(笑)。ここまでいろいろと試行錯誤を重ねて、現場でも全力でっていう土田さんの姿を見せられたときに、二人の掛け合いが面白くなかったら絶対ダメでしょうってすごく思って。だからそれをしっかり受け取ったお芝居をしたいと思いました」

土田「一回ぽろっと言われたんです。“ああもうジャックと話していると落ち着く〜”って。“こいつめ〜”って思いました(笑)」