第9話「シベリアの涙」は、1954年を舞台に謎の死を遂げた女性新聞記者とシベリアからの帰還兵の恋の物語。超一流の女性記者として第一線で活躍するも謎の溺死体で見つかる藤沢智世役に成海璃子。またそんな彼女と一目で恋に落ちるシベリアからの帰還兵・土岐田隆三役に早乙女太一がキャスティングされた。
アメリカから取り寄せた白黒フィルムを使用し、圧巻のクオリティーで再現された1954年の世界観、そしてその中で繰り広げられる力強く美しい物語は見逃せない。
成海は「素晴らしい脚本で、相手役の早乙女さんも本当にぴったりの役柄で、今回、初めての共演でしたが、ご一緒できて良かったです」と早乙女との共演を喜ぶ。
演じる藤沢智世役については「1954年という時代に記者として力強く生きた女性です。実際、過去の時代というのはイメージすることしかできませんが、智世がすてきに見えるようにといつも意識して演じていました」と語る。
一方、早乙女はシベリアからの帰還兵を演じるにあたり「想像できない部分が大きく、不安でしたので事前にいろいろと調べて撮影に臨みました。シベリアの収容所での生活を経験した土岐田の抱える苦しみは計り知れないと思います。シベリア抑留のことを今までそんなに知らなかったので、こうしていろいろと調べて、こういう形で、自分が演じられて、本当に良かったと思っています」と役者冥利(みょうり)に尽きた様子。
成海、早乙女の他、第9話は小林涼子、中島歩、石崎なつみ、岩本多代、山本圭、岩井堂聖子、筧美和子、木場勝己、水野久美、竜雷太がゲスト出演。
いよいよ残すは第10話のゲストのみ。どんな隠し玉があるのか、続報を待ちたい。
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